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通宝

つうほう
名詞
1
標準
currency
文例 · 用例
反歌しゆうしゆうと花火ふき出る竹の筒|幼らすでに勢ひそめにし青銭青銭は穴あき銭よ、字のおもて寛永通宝、裏に波文久永宝、よく数へよく刺し貫くと、手もすまにそろへて締むと、幼な児や息づかし我、青太藺綯ひし小縄の、撚りつよきその緒くくりて、夜々をなげきし。
北原白秋 夢殿 青空文庫
その辺なる田安殿の小十人の子、高橋千吉十四歳いう、箱のごとく蛇の重なりたる中には必ず宝ありと聞くとて、袖をかかげ右手を累蛇の中に入れたるに肱を没せしが、やや探りて篆文の元祐通宝銭一文を得、蛇は散じて行方知れずと。
蛇に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
それは師匠が生前丹精して寛永通宝の中から、俗に「耳白」という文銭を選り出しては箱に入れて集めておられ、それが貯り貯りして大変な量になっていたのを、蔵の中にある穴蔵の中へ入れてありました。
身を引いた時のことなど 幕末維新懐古談 青空文庫
早う参れ」 一二丁程向うにいざなって、ちゃりちゃりと山吹色の泣き音をさせながら、裸人足共の手のうちに並べて見せたのは天下通宝の小判が十枚――。
京へ上った退屈男 旗本退屈男 第四話 青空文庫
揚げ代金が二十文だとか三十文だとかいわれていた安値の時代に、天下ご通宝の山吹き色一枚は、米の五、六石にも相当する大金でしたから、年増の小鼻を鳴らしたことはもちろんのことで、でれでれともう右門にしなだれかかろうとしたのを軽くあしらっておくと、静かに質問の矢を放ったものです。
達磨を好く遊女 右門捕物帖 青空文庫
大抵は五厘銭か寛永通宝である。
芥川龍之介 本所両国 青空文庫
大抵は五厘か寛永通宝である。
芥川龍之介 本所両国 青空文庫
こっちへ向け、そうら、手前のお凸の真中へ、一つお見舞」と言って、はっと気合をかけると、予告の通り三ぴん氏の額の真中へ、寛永通宝子がぴったりと吸い着く。
椰子林の巻 大菩薩峠 青空文庫
作例 · 標準
「寛永通宝」は、江戸時代から明治初期にかけて最も広く庶民の間で流通した銭貨の一つである。
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古銭収集家のコミュニティでは、刻印が珍しい時代の通宝が驚くような高値で取引されている。
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庭の工事中に土の中から大量の古い通宝が見つかり、蔵の跡地ではないかと近所で話題になった。
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