鰾膠
にべ
名詞頻度ランク #39342 · 青空 2 例
標準
gelatinous glue (produced from fish entrails)
文例 · 用例
大将か提督かに聞いておくれ」 オング君が、そう鰾膠もなく云って、お菓子を喰べてコーヒーを飲むのを、娘は少しばかり慍ったような顔で眺めていましたが、やがて、ふと思いついたように、反りかえった鼻のさきに皺を寄せて薄笑いを浮かべました。
— オン・ワタナベ(渡辺温) 『兵士と女優』 青空文庫
勘次もお品も其時互に相慕ふ心が鰾膠の如く強かつた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
皮膚にべとつくようでかなわんのだ」私もそれは同じ思いであった。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
「どつちでも行かれますけ……」と、Kさんに尋ねられた老婆はにべもなく答へて、すたすたと歩いて行つた。
— 南部修太郎 『修道院の秋』 青空文庫
十一、ノルデは三べん胴上げのまま地べたにべちゃんと落とされた。
— 宮沢賢治 『ペンネンノルデはいまはいないよ 太陽にできた黒い棘をとりに行ったよ』 青空文庫
学生の間に流行っているらしい太いズボン、変にべたっとした赤靴。
— ――或る私信―― 『橡の花』 青空文庫
が、小鼻の両傍から頤へかけて、口のまはりを、ぐしやりと輪取つて、瘡だか、火傷だか、赤爛れにべつたりと爛れて居た。
— 泉鏡太郎 『銀鼎』 青空文庫
前者は川沿いのある芝地を空風の吹く夜中に通っていると、何者かが来て不意にべろりと足をなめる、すると急に発熱して三日のうちに死ぬかもしれないという。
— 寺田寅彦 『化け物の進化』 青空文庫
作例 · 標準
昔の絵画の修復には、鰾膠が接着剤として使われていたそうだ。
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漆器の接着には、特に強度の高い鰾膠が用いられる。
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鰾膠は、魚の浮袋などから作られる伝統的な接着剤だ。
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標準
amiability
作例 · 標準
彼は誰に対しても鰾膠があって、親しみやすい人柄だ。
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上司の鰾膠のある態度のおかげで、新入社員もすぐに職場に馴染めた。
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どんな相手にも鰾膠を持って接することは、良好な人間関係を築く上で大切だ。
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