脚光
きゃっこう
名詞頻度ランク #19172 · 青空 38 例
標準
footlight
文例 · 用例
大空に向って、翼を張り、自由に雄飛すべき天分の持主ならば、それを無理に、家庭生活の煩わしい鎖で、つなぎ止めて、平凡な生活を送らせるよりも、姉の思うままに芸術の世界へ、輝く脚光の国へ送り出してやるのが、妹としての、真の愛情ではあるまいか。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
このほかにも、円朝物で脚光を浴びたものには「舞扇恨の刃」「業平文治漂流奇談」「緑林門松竹」等々、更に数種にのぼるのであるが、小さい芝居は一々ここに挙げない。
— 岡本綺堂 『寄席と芝居と』 青空文庫
庸三はいよいよ脚光を浴びることになりそうに思えて、圧し潰されたような心に、強いて鞭を当てた。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
しかるに米倉の諸作は、出づるごとに次から次へと脚光を浴びて行った。
— 浜尾四郎 『黄昏の告白』 青空文庫
大川のある作品が、この劇団によって脚光を浴びた時、彼は蓉子と相識った。
— 浜尾四郎 『黄昏の告白』 青空文庫
そしてよく覚えていないが、脚光などの工合もうまく出来ていた、遠見へは一々上手に光りがあててあった。
— 長谷川時雨 『流れた唾き』 青空文庫
それなので、今後の維持のためには、どうあってもあの隻眼を押してまで、津多子様は再び脚光を浴びなければならなくなったのです。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
そして、花の冠をつけた弥生の花薔薇は、そのまま脚光の蔭にある、切り穴から奈落に消えてしまうのであった。
— 小栗虫太郎 『オフェリヤ殺し』 青空文庫
作例 · 標準
舞台の脚光が役者を照らし、ドラマが始まる。
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彼女は初めて脚光を浴びる舞台に立ち、緊張していた。
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その劇場の脚光は、少し古びてはいるが、今も現役で使われている。
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