卯年
うさぎどし異読 うどし
名詞多音語
標準
year of the Hare
文例 · 用例
また巻末に添えられた六山寅の七古の狂詩に、「四海安政乙卯年」「袷衣四月毎日楽」「往来五日道中穏」等の句がある。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
しかるに蒙古、チベット、日本等の諸国また支那でも十二禽と十二支を同じ名で呼び、もしくは別々に考え能わざる人間はややもすれば十二支を十二禽の精霊ごとく心得るより、鼠の年の男は虎年の女に負けるというて妻を離別したり、兎は馬に踏み潰さるといいて卯年生まれの者が午の方すなわち南へ家を移さなんだりする事多い。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫
文政二卯年四月二十七日小通事並被仰付。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
五代目玄安、称仙軒徳山信美居士、文政二年己卯年四月廿二日卒。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
雑誌の男は、卯年の正月号だから卯年の人の顔を並べたいのだという希望を述べた。
— 夏目漱石 『硝子戸の中』 青空文庫
私は先方のいう通り卯年の生れに相違なかった。
— 夏目漱石 『硝子戸の中』 青空文庫
「飛鳥天皇御世癸卯年十月十四日、蘇我|豊浦毛人大臣ノ児、入鹿臣□□林太郎、伊加留加宮ニ於テ山代大兄及其ノ昆弟等合セテ十五王子|悉ク之ヲ滅ス也」 飛鳥天皇は皇極天皇のこと。
— 飛鳥の幻――吉野・大和の巻―― 『安吾の新日本地理』 青空文庫
飛鳥天皇御世癸卯年十月十四日。
— 飛鳥の幻――吉野・大和の巻―― 『安吾の新日本地理』 青空文庫
作例 · 標準
例句