ガーゼ
ガーゼ
名詞頻度ランク #25346 · 青空 239 例
標準
gauze
文例 · 用例
親爺のちぎれた趾からは、紅い血が、ガーゼで拭かれたあとへ、スッスッと涌きあがった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
半病人の家の者が、白いガーゼのマスクを掛けて、下の男の子を背負い、寒風に吹きさらされて、お米の配給の列の中に立っていたのだ。
— 太宰治 『父』 青空文庫
女の子は、母の真似をして、小さい白いガーゼのマスクをして、そうして白昼、酔ってへんなおばさんと歩いている父のほうへ走って来そうな気配を示し、父は息の根のとまる思いをしたが、母は何気無さそうに、女の子の顔を母のねんねこの袖で覆いかくした。
— 太宰治 『父』 青空文庫
顏と陰部とを小さなガーゼで被うてある外は、死體にのみ特有な支那の桐油紙のやうに鈍い冷たい青黄色い皮膚が溢れるやうな朝の光線の下に曝されてゐた。
— 有島武郎 『實驗室』 青空文庫
顏は雪白のガーゼに蔽はれてゐて見えないが、髮の毛は、艶をこそは失つたけれども、漆のやうな黒さで木枕から解剖臺の上に乘り餘るほど豐かだつた。
— 有島武郎 『實驗室』 青空文庫
――風邪を引いて、首にガーゼを巻いた時めたいに、明日はしょんぼりうなだれて学校へ行こうかしら。
— 織田作之助 『眼鏡』 青空文庫
白い金巾の患者服を着せられて、ガーゼの帯を捲き付けられて、コンクリートの床のまん中に大の字|型に投げ出されている。
— 夢野久作 『怪夢』 青空文庫
のぼせるような気もするが、あとは白々と寂しいガーゼのタオルで撫で拭われたように何だかしーんと気が澄む気持ち。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
作例 · 標準
「この傷、ガーゼでしっかり押さえておいて。」
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赤ちゃんの授乳クッションは、肌触りの良いガーゼ素材がいいらしい。
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救急箱の中身を点検したら、ガーゼが古くなっていたので交換した。
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湿布薬を貼る前に、患部にガーゼを巻いて固定した。
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