紆余
うよ
名詞
標準
meandering
文例 · 用例
が、その素質によって、短い時間のうちに速かに完成してゆく者と、完成までには、長い時間を要し、さまざまな紆余曲折を経て行く者とがあるだろう。
— 黒島傳治 『短命長命』 青空文庫
世の中には、いろいろの宗教や哲学や思想がありまして、随分紆余曲折していますが、結局最後は、現実そのものを理想化するというところに落付かねばならぬものでしょう。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
苔で滑りやすい石畳路が紆余曲折して続く。
— ――ミクロネシヤ巡島記抄―― 『環礁』 青空文庫
ただし溝口横綱の眼力パワーがフルに発揮されるに至るまでには、かなりの紆余曲折があった。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
だがその前に、BTRONの開発に取り組んだ皆さん、紆余曲折はあったけれど、あなた達のメッセージがユーザーに直接とどく日が来たこと、本当におめでとうございます。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
紆余曲折はあったもののIBMは小型機の市場に地歩を築き、日本電気はスーパータワーをおっ建てた。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
たとえば一幅の画、一曲の譜において、その一筆一声いずれも直に全体の精神を現わさざるものはなく、また画家や音楽家において一つの感興である者が直に溢れて千変万化の山水となり、紆余曲折の楽音ともなるのである。
— 西田幾多郎 『善の研究』 青空文庫
それはやはり樣々な内部的格鬪を經、紆余曲折を經たのちにおのづから内から輝き出して來るものであらう。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
作例 · 標準
例句