端喰
はしばみ
名詞
標準
cross-piece joining two or more boards (carpentry)
文例 · 用例
板の左右には端喰を附ける。
— 柳宗悦 『工藝の道』 青空文庫
第一の楽人 (うたふ)はしばみの枝うごき日は西におちてゆく第二の楽人 (うたふ)こころ常に醒めてあらむとねがひこころ休息を求めつつ彼等は布を巻きながら舞台の一方にゆく。
— AT THE HAWK'S WELL 『鷹の井戸(一幕)』 青空文庫
「はしばみの枝々うごき 日は西にしづむ 風よ 潮かぜよ 海かぜよ いまは眠るべき時なるを なにを求めてさまよひ歩く」 その西に沈む夕日も見られて、潮風に吹きさらされた小さい島である。
— 片山廣子 『鷹の井戸』 青空文庫
つまり温帶林の上部にはひつたわけで、喬木のぶな、おほなら、はしばみ、もみぢ、けやき、かつら、ほゝのき、きはだ、みづき、かば、くり等の落葉濶葉樹が、うっそうとしてをり、ところ/″\に温帶林の特徴樹であるぶなの巨木が茂り、木の下には種々な灌木、草本、蔓生植物が盛んに生えてゐるのを見ることが出來ます。
— 本多靜六 『森林と樹木と動物』 青空文庫
はしばみの高い頂の枝にもはや田の上に下りて来ぬ春の鶫が枝がくれに、幾声も高く油囀りの最中であった。
— 室生犀星 『姫たちばな』 青空文庫
」 はしばみの枝々をうつろうともしない何羽かの黒鶫を、二人の若者は見上げた。
— 室生犀星 『姫たちばな』 青空文庫
一人は白羽の矢をつがえ、一人は中黒の矢をつがえ、狙いが決った時、同時に矢ははしばみの枝をくぐって放たれた。
— 室生犀星 『姫たちばな』 青空文庫
鶫を射止めるということはたとえ油囀りの最中の動かぬ姿勢であったにせよ、細かく顫えるはしばみの枝の中では、枝をくぐってひとなみの技では容易に射止められるものではなかった。
— 室生犀星 『姫たちばな』 青空文庫
作例 · 標準
この棚を作るには、木材の端々(はしばみ)を繋ぐための端喰(はしばみ)が必要です。
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大工さんは、端喰(はしばみ)を正確にカットし、ボードをしっかりと接合した。
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伝統的な木造建築では、端喰(はしばみ)のような部材が構造の安定性を高めている。
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