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木口

こぐち
名詞
1
標準
end grain (of wood)
文例 · 用例
馬上を住家とした古人の旅を思いながらも、樹下石上に眠らずに、木口新しく、畳障子の備わった室とはいえない屋根の下に、楽々と足を延ばし、椎の葉に盛った飯でなく、御膳つきで食事の出来る贅沢を、山中の気分にそぐわぬと思いながらも、その便利を享楽した。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
畫家が藝術意識で描いたものではなく、無智の職工が寫眞を見て、機械的に木口木版(西洋木版)に刻つたものだが、不思議に一種の新鮮な詩的情趣が縹渺してゐる。
萩原朔太郎 定本青猫 青空文庫
総|檜の木口|数寄を凝らし、犬黄楊の籬の裡、自然石の手水鉢あり。
夢野久作 白くれない 青空文庫
構の可慎う目立たぬに引易へて、木口の撰択の至れるは、館の改築ありし折その旧材を拝領して用ゐたるなりとぞ。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
そして建築はしつかりして、木口が好かつた。
徳田秋聲 青い風 青空文庫
しかし古い木口の好い、静かな空気の絶えず巴渦を巻いてゐるやうなあの室はない。
田山録弥 島の唄 青空文庫
この富坂上の家というは満天星の生垣を繞らした頗る風雅な構えで、手狭であったが木口を選んだ凝った普請であった。
――尾崎紅葉―― 硯友社の勃興と道程 青空文庫
木口は余り上等とも思わなかったが、左に右く木の香のする明るい新築だった。
内田魯庵 美妙斎美妙 青空文庫
作例 · 標準
木口から水分が入り込むと腐りやすいので、屋外の家具には防腐剤を念入りに塗る。
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木口の年輪を活かしたデザインのコースターは、木のぬくもりが感じられる。
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職人は木口の様子を見るだけで、その木がどのような環境で育ったかを見分ける。
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