未開人
みかいじん
名詞
標準
barbarian
文例 · 用例
例えば水草を追って移牧する未開人にとりては時とともに利害の係る土地の範囲を移動す。
— 寺田寅彦 『自然現象の予報』 青空文庫
物質の観念が未開人にもあるのにエネルギーの考えが俗人に通ぜぬのはそのためではあるまいか。
— 寺田寅彦 『物質とエネルギー』 青空文庫
」 屋根裏の三階の片隅を整然と爲切つて、地層成立の地代によつて、各種の鑛石や化石や未開人種の所持品などが並べてあつた。
— 南部修太郎 『修道院の秋』 青空文庫
猫のように闇中を見通す未開人の眼で彼がそうっと家の中を窺った時、彼は其処に一組の男女の姿を見付けた。
— 夫婦 『南島譚』 青空文庫
未開人が算数に疎いと云うのも、つまり算数に対する努力がまだ堆積していないからで、即ち代々の努力を基本としていない者が、突然に高等の数理を解釈出来る訳がないから、そこで数学の高尚な域に到達し難いという証例である。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
貪慾な者蛇となって財を守るとは、インド東欧西亜諸方に盛んな説で悪人生きながら蛇になる話はアフリカ未開人間にも行わる(一九〇三年版マーチン女史の『バストランド』十五章)。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
日本人としては日本の国力が十分|恢復出来るまでは何とかして二度の戦争はあらせたくないというのが当然の願いで、それには露西亜人がまだ知らない日本の文明の真相を理解させて、日本人はブア人のような未開人でないという事を十分会得させるが第一策だと思う。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
私の裡には、或る程度まで何でも感じて見たく、知って見たい未開人のような好奇心、よい場合には探求心がありますのです。
— ――『愛の純一性』を読みて―― 『大橋房子様へ』 青空文庫
作例 · 標準
歴史書には、侵略者を「未開人」と描写しているものがある。
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彼は、文明化されていない人々を「未開人」と見下すような発言をした。
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「文明を持たない人々を未開人と呼ぶのは、あまりにも無知だ。」
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