漫言
まんげん
名詞動詞-サ変
標準
rambling talk
文例 · 用例
」で、やや罅の入った重い濁り声で、咄弁でもなく雄弁でもなく、ただ冗漫言をだらだらと素麺式に扱いてゆくだけであるので驚いた。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
酔中漫言――一杯東西なし二杯古今なし三杯自他なし……酒がきた、樹明君を招く、それから、ほろ/\とろ/\どろ/\ぼろ/\ごろ/\。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
逍遙子の諸評語小説三派(小羊漫言七一面より)及梓神子(春廼舍漫筆一五一面より) さきにわれ忍月、不知庵、謫天の三人を目して新文界の批評家とせしことあり。
— 森鴎外 『柵草紙の山房論文』 青空文庫
全体を云うと真実徳川の人に戦う気があれば、私がそんな放語漫言したのを許す訳けはない、直ぐ一刀の下に首が夫くなる筈だけれども、是れが所謂幕末の形勢で、迚も本式に戦争などの出来る人気でなかった。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
自分が作る所の日々の新聞論説は単に漫言放言であって決して、文章というべき者ではないと言い、予が「三酔人」の文字を歎美するに対しては、彼の書は一時の遊戯文字で甚だ稚気がある。
— 幸徳秋水 『文士としての兆民先生』 青空文庫
由来すると説くものを聞かず―― と「小羊漫言」に『早稲田文学』の総帥坪内逍遥は書いたが、おとめ問題での美妙の反駁文には手厳しかった。
— 長谷川時雨 『田沢稲船』 青空文庫
「此優の面貌を御案内すれば、真砂座にゐる璃宗を上味淋で、煮上げたと見て可ならん」とは、好評を彼に与へた朝日新聞東帰坊の劇評(続々歌舞伎年代記所引)の中の漫言である。
— 折口信夫 『実川延若讃』 青空文庫
これらの連中の長夜の談義は、はしなくその芸術のことに燃えて、諸国、諸流、諸大家、諸末流の批評、検討、偶語、漫言雑出、やがて江戸の講武所の道場のことに帰一合流したような形になって、自然、男谷の剣術のことに及ばんとした時でありました。
— 京の夢おう坂の夢の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
彼は酔うと、とりとめのない漫言を話し始める。
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漫言に耳を傾けていると、時々面白い発見がある。
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政治家の漫言を聞かされていると、うんざりしてしまう。
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