馬群
ばぐん
名詞
標準
herd of horses
文例 · 用例
アメリカ選手達の予備練習の馬群が浪の泡立つ様にさっと寄ってはさっと引返す間に、緑の縞や薄桃色のユニフォームが、ちらちらする。
— 岡本かの子 『ドーヴィル物語』 青空文庫
その馬群が投げられた球を追って道端の柵までどっと押し寄せる気配いを受けて、高く嘶いてダクを踏んだ馬が一つ、小田島の行手の道の接骨木の蔭に居る。
— 岡本かの子 『ドーヴィル物語』 青空文庫
折々遠方でポロ競技場の馬群に浴せる歓声が聞える。
— 岡本かの子 『ドーヴィル物語』 青空文庫
出遅れた距離を詰めようともせず、馬群から離れて随いて行くのは、もう勝負を投げてしまったのだろうか。
— 織田作之助 『競馬』 青空文庫
すなわち勅して諸馬群を分ちて人々に与え、常に磨挽かしめた。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
いずれも、生態が菌類に酷似た密生草で、野馬群住する地に産するから馬精より生ずといわれ、菌と等しく発生が甚だ暴かだから無夫之婦などに名を立てられたのだ。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
ペトゥローの牧場に見る如き、馬群を持つ者さらになく、緬羊の類も誰にもまし、数おびただしく飼ひゐたり。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 後篇』 青空文庫
私は曾てこの辺で塩をもとむる放牧の馬群に包囲され、木の上に登って四、五時間も塩をやる人の来るのを待っていたことがあった。
— 木暮理太郎 『那須、尾瀬、赤城、志賀高原』 青空文庫