偏
かたほ
archaic/formal form of na-adjective頻度ランク #14530 · 青空 492 例
標準
imperfect
文例 · 用例
私は新短歌が現に挙げてゐる成績に偏執し過ぎたかも知れない。
— 中原中也 『新短歌に就いて』 青空文庫
若しそれが知慧だとしたら、知慧とは千偏一律のもので、千偏一律な知慧なぞといふものが、考へられるか?
— 中原中也 『詩と詩人』 青空文庫
高等学校の文芸部か何かで我鬼大将になれた、といふやうなことが彼等の運の始まりで、適度にでしやばりで、適度に野暮ッたいといふ彼等のえてして持つてゐる性質が、偏狭で、自信のない文壇といふ小主観国にどうかしたはずみには顔を出すといふ運びとなるのである。
— 中原中也 『非文学的文士』 青空文庫
そして私の貴族めいたエゴイズムの思想と、一種の偏重した趣味性とは、不思議にも我が友のいたく悦ぶ所となつた。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
そして尚、一切の我がままと偏屈を許してくれた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
(自分に友人のないことは、この偏屈と我がままのためであつた、折角親しくなりかけても、それですぐ不和になつてしまふ。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
その偏倚は、今や極点に達してゐる。
— 中原中也 『生と歌』 青空文庫
近来芸術が非常に感覚的であるか又、一方非常に理論的であるかの何れかに偏してゐるのは、如上の理由に因るのであらう。
— 中原中也 『詩に関する話』 青空文庫
作例 · 標準
その絵は未完成で、筆致もまた偏なものであった。
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彼の知識は偏なもので、全体像を捉えきれていなかった。
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昔の詩には、偏な世を憂う記述がしばしば見られる。
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標準
ugly (esp. of women)
作例 · 標準
古の物語には、偏な容姿の女性が登場し、物語の対比をなすことがある。
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歌舞伎の演目では、時に偏な顔立ちの悪役が舞台を盛り上げる。
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平安時代の文学には、貴族が偏な女性を蔑む表現が散見される。
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