威勢よく
いせいよく
副詞
標準
with energy
文例 · 用例
空には、晴れた空の一部分に黒い濃い雲形定規のやうな雲があつて、一寸欠け初めたばかりの月が、みえたり隠くれたり、可なり威勢よく渡れ亙つてゆくのが見られた。
— 中原中也 『古本屋』 青空文庫
威勢よく流れる小川だけがその日の記憶として残つてゐる。
— 中原中也 『金沢の思ひ出』 青空文庫
遠慮なくべたべたと威勢よくやつてくれ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
ジョバンニは俄かに顔いろがよくなって威勢よくおじぎをすると台の下に置いた鞄をもっておもてへ飛びだしました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
自分よりは一つ年上の甥のRが煙草を吸って白い煙を威勢よく両方の鼻の孔から出すのが珍しく羨ましくなったものらしい。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
手先の松吉が神田三河町の半七の家へ威勢よく駈け込んで来た。
— 帯取りの池 『半七捕物帳』 青空文庫
投げた時、偶と渠は、鼓打である其の従弟が、業体と言ひ、温雅で上品な優しい男の、酒に酔払ふと、場所を選ばず、着て居る外套を脱いで、威勢よくぱつと投出す、帳場の車夫などは、おいでなすつた、と丁と心得て居るくらゐで……電車の中でも此を遣る。
— 泉鏡太郎 『続銀鼎』 青空文庫
そうして再びエンジンの爆音を立てて威勢よく軽井沢のほうへ走り去ったのであった。
— 寺田寅彦 『あひると猿』 青空文庫
作例 · 標準
祭りの担ぎ手たちが、神輿を担いで「わっしょい、わっしょい」と威勢よく町を練り歩く。
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試合開始の号令と共に、選手たちは「おう!」と威勢よく声を上げ、一斉にグラウンドへ駆け出した。
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少年は「行ってきます!」と玄関のドアを開け、威勢よくランドセルを揺らしながら学校へ向かった。
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彼は会議で「その件は私に任せてください!」と威勢よく宣言し、見事プロジェクトを成功させた。
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