解け合う
とけあう
動詞-五段-ウ行動詞-自動詞
標準
to come to a mutual understanding
文例 · 用例
永遠に解け合う事の無い宿命が、私とあいつとの間に在るのだ。
— 太宰治 『駈込み訴え』 青空文庫
そのうち戸外に猛る野分と本の綾とが解け合うようで、雨の飛沫も延々うねる波濤としか思われない。
— THE FIVE ORANGE PIPS 『橙の種五粒』 青空文庫
しかしそれが感傷になると、愛も憎みも一つに解け合う。
— 三木清 『人生論ノート』 青空文庫
お光の傍にいては穏やかな平和に解け合う代りに、彼の前では自分などには量り知られぬ偉大な力に圧倒され、しかもその力に引きずられそうになる――(眠くなったらここの床へはいって寝るがいいよ。
— 地に潜むもの 『地上』 青空文庫
八 話しあえばお互いに解け合うものがあったのであろう。
— 火の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
五十九歳で母がその生涯を終る最後のときまで、母と私との間に真からとけあうことの出来ないものとしてのこされた決定的な点が、この時代に芽立った。
— 宮本百合子 『母』 青空文庫
労働者階級のファシズム反対という声と、学者たちが学問の自由のために叫ぶファシズム反対の声は、国内的にひとつ響きにとけあうばかりか、国際的にこだまする声である。
— 宮本百合子 『五〇年代の文学とそこにある問題』 青空文庫
夫婦の真の愛情というものは言葉で表現できないもので、目で見合う、心と心が一瞬に通じあい、とけあう。
— 坂口安吾 『お奈良さま』 青空文庫
作例 · 標準
長年のわだかまりがあった二人だが、腹を割って話すことでようやく心が解け合った。
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言葉は通じなくても、共通の趣味を通じて彼らと心が解け合う瞬間があった。
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敵対していた二つの勢力だったが、共通の敵を前にして次第に解け合っていった。
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標準
to cancel mutually (contract, etc.)
作例 · 標準
諸事情により納期が守れなくなったため、双方の合意のもと契約を解け合いにした。
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事業計画の中止に伴い、資材調達の注文を全て解け合いにすることで決着した。
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不測の事態が発生し、未履行の契約を解け合いにして損失を分担することになった。
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