田舎人
いなかびと異読 いなかじん・いなかうど・でんしゃじん
名詞
標準
country dweller
文例 · 用例
都会人の田舎人を讃美すべきこの機会を貴女はどうしてのがしていよう。
— 有島武郎 『フランセスの顔』 青空文庫
同様の事情によって、都会人の詩は常に田園にあり、田舎人の考える詩は都会にある。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
それを倉科長者の伝説などに田舎人は宝競べに郡へ登るなど言ったであろう。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
すなわちこの時以来内地人はどしどし沖縄に這入って来る、沖縄人はぞろぞろ内地へ出て行く、士族は田舎へ下って行く、田舎人は都会に集って来る、といったように、沖縄がかきまぜられた。
— 伊波普猷 『進化論より見たる沖縄の廃藩置県』 青空文庫
ときには、もいわの田舎人が自分のかいものをのせて行ってもらうこともある。
— 宮本百合子 『「禰宜様宮田」創作メモ』 青空文庫
公園へ花見連中が繰り込むのを見ても何とも感じないが、山あがり(田舎人のピクニツク)へ行く一家族を見ると、何となく心を動かされる、そして、私の生活のムリ、といふよりもウソを解消しなければならない、と思ふ。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
さて朝顔は、ここを本場とはするものの、育ちは亀戸で、さるは恰も田舎人が漸く都会の生活になれて、やがては東京ッ児となりおおするにも似てはいまいか。
— 柴田流星 『残されたる江戸』 青空文庫
どうしてあの田舎人ばかりのいる所にこの人がこぼされたように落ちていたのであろう、初瀬へでも参詣した人が途中で病気になったのを継母などという人が悪意で捨てさせたのであろうと、このごろではそんな想像をするようになった。
— 手習 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
都会の生活は騒がしいから、私はやっぱり田舎人の気質に合ってる。
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彼は小さい頃からずっとこの村に住んでいる、生粋の田舎人だ。
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田舎人の温かさや人情に触れたくて、週末はよく田舎を訪れる。
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東京に出てきたばかりの頃は、周りの人たちが皆、自分より洗練された田舎人に見えた。
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