冬景色
ふゆげしき
名詞
標準
winter landscape
文例 · 用例
雪が絶間もなく、チラチラチラチラと降って居るのが、ベルリンで見て居た冬景色です。
— 岡本かの子 『伯林の降誕祭』 青空文庫
ハルピンの十月末、と云つても、あたりはもう索漠たる冬景色だつた。
— 南部修太郎 『ハルピンの一夜』 青空文庫
私は、幾度も通った東海道の汽車の線路に添う冬景色の単調なのに飽いて、とかく、窓から、首を放して、車内を見廻し勝ちであった。
— 岡本かの子 『動かぬ女』 青空文庫
立ち上って吉野山の冬景色を見渡しても、都の人たちが、花と見るまで雪ぞ降りけるだの、春に知られぬ花ぞ咲きけるだの、いい気持ちで歌っているのとは事違い、雪はやっぱり雪、ただ寒いばかりで、あの嘘つきの歌人めが、とむらむら腹が立って来ます。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
枯々としたマロニエの並木の間に冬が来ても青々として枯れずに居る草地の眺めばかりは、特別な冬景色ではあったけれども、あの灰色な深い静寂なシャ※ンヌの「冬」の色調こそ彼地の自然にはふさわしいものであった。
— 島崎藤村 『三人の訪問者』 青空文庫
障子をすつかりあけはなつ、さてもうらゝかな冬景色!
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
ボルドオの公園の方で古池の畔に深い秋を語っていた黄ばんだ柳の葉を眺め、南国的なマグノリアの生々とした濃い緑を眺めて来た眼には、町々は早や全くの冬景色であった。
— 島崎藤村 『新生』 青空文庫
枯々としたマロニエの並木の間に冬が来ても青々として枯れずにある草地の眺めばかりは特別な冬景色であったけれども、あの灰色に深い静寂なシャヴァンヌの『冬』の色調こそ彼地の自然には適わしいものであった。
— 島崎藤村 『新生』 青空文庫
作例 · 標準
温泉宿の窓から、雪に覆われた美しい冬景色を堪能した。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
モノクロームの冬景色の中、赤い橋だけが鮮やかに映えていた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
列車は、どこまでも続く雄大な冬景色の中を走り抜けていった。
幻辭AI · gemini-2.5-pro