名誉心
めいよしん
名詞
標準
desire for fame
文例 · 用例
)米良は昨日に変るリー・シー・ツワンの偶像に対する名誉心を見て顔をしかめるのであった。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
今に、国立公園になるというんで、郷土的な名誉心をそそられたりした。
— 黒島伝治 『名勝地帯』 青空文庫
もちろん若いころには免れ難い卑近な名誉心や功名心も多分に随伴していたことに疑いはないが、そのほかに全く純粋な「創作の歓喜」が生理的にはあまり強くもないからだを緊張させていたように思われる。
— 寺田寅彦 『科学と文学』 青空文庫
)(いや、あの状でも名誉心があるかなあ。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
瑜伽論にも『出世ノ名声ハ譬ヘバ血ヲ以テ血ヲ洗フガ如シ』とございまするやうに、この名誉心といふものは、金を欲しがる心よりも、さらに醜く奇怪にして、まことにやり切れぬものでござりました。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
若いころの名誉心は飽くことを知らぬものである。
— 太宰治 『猿面冠者』 青空文庫
政宗の幼い時は人に対して物羞をするような児で、野面や大風な児では無かったために、これは柔弱で、好い大将になる人ではあるまいと思った者もあったというが、小児の時に内端で人に臆したような風な者は柔弱臆病とは限らない、却って早くから名誉心が潜み発達して居る為に然様いう風になるものが多いのである。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
元来矢野は意志の力が強く天品詩人的な男だから、浮薄な名誉心などに動かされる質ではないけれど、み篶子ゆえには世俗的の名誉も求めねばならないような気がしているのも事実である。
— 伊藤左千夫 『廃める』 青空文庫
作例 · 標準
名誉心から、彼は過剰な自己宣伝に走ってしまった。
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真の芸術家は、名誉心よりも作品そのものを追求するべきだ。
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「もっと名誉心を持て!」とコーチは選手に檄を飛ばした。
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