運送会社
うんそうがいしゃ
名詞
標準
shipping company
文例 · 用例
左隣の船は運送会社のマークの付いた高提灯を立て、紅白の幕で飾った会社の社員や関係者の家族の乗込んだ伝馬船で、シャツの上衣の良人が舷からガーゼの簡単着を着たこどもにおしっこをさせていますと、その妻は「酔ってるから、あなた、坊や落っことしちゃいけませんよ」と後から危がっています。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
小さかった運送会社を急成長させていった叔父の姿を見て育った藤井には、もう一方で自分の会社を起こしたいという漠然とした希望があった。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
彼のその運送会社では戦前からの古い運転手で、現業員の中では一番の古顔でもあるし上役でもあった。
— 坂口安吾 『都会の中の孤島』 青空文庫
生家は船橋の町から二里あまり北の方へ行った田舎の百姓家なので、一まずそこに身を寄せ、市役所の紹介で小岩町のある運送会社に雇われた。
— 永井荷風 『羊羹』 青空文庫
我々の乗った駅馬車というのは、運送会社が団体客を海岸へ運ぶ為に、臨時に仕立てる小さな荷馬車に酷似して、腰掛が両側にあり、膝と膝とがゴツンゴツンぶつかる――といったようなものであった。
— 日本その日その日 『日本その日その日』 青空文庫
人間共が、北極圏の暗黒の中を手さぐりしたあげく、ある黄色い金属を発見したので、また汽船会社や運送会社がその発見をしきりに宣伝していたので、何千という人々が北国へと押しかけていたのである。
— THE CALL OF THE WILD 『荒野の呼び声』 青空文庫
私達は私達のピッカピカのお金を取り出した、私達は二人だけで散歩に出かけた、そして大きな通りへ出るや否や、リュフェの方へ駈け出した、そこに行くと私達はそっくり全額を王立運送会社を運営しているグランベール氏に渡しました!
— Le Pere Goriot 『ゴリオ爺さん』 青空文庫
作例 · 標準
例句