乳鉢
にゅうばち異読 にゅうはち
名詞
標準
mortar
文例 · 用例
昼間、竹三郎は、天秤と、乳鉢と乳棒を出して仕事をした。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
慄える手に握られた彼の乳棒も、歯をすやすように、がじがじと気味悪く乳鉢の※面にすれていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
「ヘロが一本三千円、……ヘロが一本三千円……」 乳棒は、丸い乳鉢の中をがじ/\まわりながら、こう呟いている。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
支那人の大きな手は、かしゃくなしに、乳鉢を掴みにきた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
巡警は、二度の要求が満たされると、掴み上げた乳鉢を、またもとへ戻した。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
今度は、主人の竹三郎が封印をするばかりにした「快上快」の一と箱と、乳鉢、天秤等と共に、引っぱって行かれてしまった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
」 そんなことを云ひながら私は、のろのろと叔父の薬戸棚の前に進んで、二三の薬品を秤にかけたり、乳鉢をかき回したりして、仰々しく一粒の丸薬を拵え(手真似)あげた。
— 牧野信一 『毒気』 青空文庫
」女とお薬12・17(夕) 発明家のエデイソンがある朝、自分の実験室で、何か鳶色の薬料を乳鉢のなかで混ぜてゐると、そこへ美しい令嬢が訪ねて来た。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
作例 · 標準
薬剤師は、乳鉢と乳棒を使って漢方薬の原料を丁寧にすり潰していた。
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キッチンには、スパイスを挽くための小さな乳鉢が置いてある。
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実験室では、化学物質を混ぜ合わせるために乳鉢が頻繁に使用される。
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