熱情的
ねつじょうてき
形容動詞
標準
glowing
文例 · 用例
そして、如何にも作者が熱情的で、直情徑行的な人であるやうな氣持がしますけれども、最う一歩|進めて、作品の底を味つてゐると、寧ろ作者の理智といふものがその裡に一層強く働いて居るやうな氣がします。
— 南部修太郎 『三作家に就ての感想』 青空文庫
その隙間は氏が熱情的な理想家のやうに見え乍ら、その底に於ては理智が働き過ぎるといふ結果から、周圍に對してどうしても左顧右眄せずには居られないといふところがあるかも知れません。
— 南部修太郎 『三作家に就ての感想』 青空文庫
しかし、後年の自然主義作家としての飾気のない、ぶっきら棒な、それでいて熱情的な文章は、この通信に、既に特色を現わしている。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
しかしこれは声の振わないせいか雄の熱情的なのに比べて少し呑気に見える。
— 梶井基次郎 『交尾』 青空文庫
そして、そのことの意義を、冴子に悟らせまいと、何かしら、熱情的に接吻をつづけた。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
あたりまえのようで不思議なのは、あなたも僕も同じ熱情的であり自我的でありながら、それが空虚の心境にまで進んでいたことです。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
広い額が貝のやうになめらかでちいさい、しかし熱情的なそして理智に光る眼――前歯がかけて居るせいか口を利きにくさうに、でもはきはきと何か云はれるところが、優しいうちにも凛として居られました。
— 断片三種 『処女時代の追憶』 青空文庫
世間の噂の通り、貞淑堅固の御婦人ですか、それとも内心には、ちっとは人の情熱に動かされ易い熱情的なところを持っていられますか。
— 岡本かの子 『或る秋の紫式部』 青空文庫
作例 · 標準
その歌手の熱情的でパワフルな歌声は、観客を魅了した。
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彼は熱情的な口調で自らの理想を語った。
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彼女は常に熱情的な態度で仕事に取り組む。
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