黒鳥
こくちょう異読 コクチョウ
名詞
標準
black swan (Cygnus atratus)
文例 · 用例
……もしあの方が本当にこの世にいないとすれば、わたしのような黒鳥は生きている甲斐はないわ」 と、感傷的に言った。
— 松本泰 『宝石の序曲』 青空文庫
翌朝はいつになく早起きをしたので、窓に近い栗の木に黒鳥が笛のような声で囀っていた。
— 松本泰 『日蔭の街』 青空文庫
この本の題名に使はれてゐる何か象徴的な感じの黒鳥といふのは、實はクロオデルの洒落なのださうだが、そんなところもなかなか好ましい。
— 堀辰雄 『クロオデルの「能」』 青空文庫
偖其容れ物なる籠も、時には形代なる観念の媒介を得て、神格を附与せられて依代となるので、粉河の髯籠・木津のひげこ、或は幟竿の先に附けられる籠玉は、此意味に於て、其原始的の用途を考へることが出来るので、かの大嘗会の纛幡の竿頭の飾り物も、後世のは籠を地として黒鳥毛を垂したものである。
— 折口信夫 『髯籠の話』 青空文庫
と黒鳥の歌が松の木の間で聞こえるとともに馬どもはてんでんばらばらにどこかに行ってしまって、四囲は元の静けさにかえりました。
— ストリンドベルヒ August Strindberg 『真夏の夢』 青空文庫
黒鳥はさえずりながら黒雲のようにむらがって飛んでいる。
— 故ディードリッヒ・ニッカボッカーの遺稿より 『スリーピー・ホローの伝説』 青空文庫
そこへ行くと、千段巻の柄のついた黒鳥毛の鎗から、永楽通宝の紋じるしまで、はげしい意気込みでやって来た長州人は彦根の人たちといちじるしい対照を見せる。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
黒鳥というのだそうである。
— 中谷宇吉郎 『ウィネッカの秋』 青空文庫
作例 · 標準
オーストラリアの湖で、優雅に水面を滑る真っ黒な黒鳥の姿を初めて間近に見た。
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バレエの『白鳥の湖』において、黒鳥のオディールが披露する32回転のグラン・フェッテは見どころの一つだ。
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かつて「黒い白鳥など存在しない」と信じられていたことが、黒鳥の発見によって覆された。
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ウィキペディア曖昧さ回避
黒鳥(こくちょう、くろとり) コクチョウ - カモ目カモ科ハクチョウ属の鳥。 黒鳥 (新潟市) - 新潟県新潟市西区の町字。 黒鳥 (漫画) - 山岸凉子の漫画作品。 アダルトゲームメーカー・アセンドアイのブランドの一つ。スワン (ブランド)#黒鳥を参照。 日本人の姓ー黒鳥(くろとり)
関連項目
出典: 黒鳥 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0