砂糖水
さとうみず
名詞
標準
sugared water
文例 · 用例
コップに一杯の砂糖水をつくって、その上に小さな罎に入った茶褐色の薬液の一滴を垂らすと、それがぱっと拡がって水は乳色に変わった。
— 寺田寅彦 『重兵衛さんの一家』 青空文庫
おまけに堆肥小屋の裏の二きれの雲は立派に光っていますし、それにちかくの空ではひばりがまるで砂糖水のようにふるえて、すきとおった空気いっぱいやっているのです。
— 宮沢賢治 『イーハトーボ農学校の春』 青空文庫
その厳しい冬が過ぎますと、まず楊の芽が温和しく光り、沙漠には砂糖水のような陽炎が徘徊いたしまする。
— 宮沢賢治 『雁の童子』 青空文庫
その年の暮、自分は夜おそく泥酔して帰宅し、砂糖水を飲みたく、ヨシ子は眠っているようでしたから、自分でお勝手に行き砂糖壺を捜し出し、ふたを開けてみたら砂糖は何もはいってなくて、黒く細長い紙の小箱がはいっていました。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
少女は、ベッドから降りて、自分の砂糖水を、そのおじいさんに全部飲ませてやる、というだけのものであったが、私はその挿画さえ、いまでもぼんやり覚えている。
— 太宰治 『苦悩の年鑑』 青空文庫
父はそれを受取ると震える手で酒を零すまいとして大事そうに右の手をも持ち添えて口へ持って行きましたが、コップの縁が唇に触れると、歯にうち当てる音と共にまるで砂糖水をわたくしが飲むようにごく/\と九分通り一気に飲み乾しました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
日付変更線を過ぎるころにはきっとただ酒の飲み過ぎですっかり出来上がり、早くも慶子ちゃんの膝なんかなぜながら赤みがかった妄想をたくましくして、脳味噌に砂糖水でも注射されたような心持ちであろう。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
彼がスポイトでもって、すこしばかりの砂糖水を、生ける腸の一方の口にさしいれてやると、腸はすぐ活撥な蠕動をはじめる。
— 海野十三 『生きている腸』 青空文庫
作例 · 標準
疲れた時に、冷たい砂糖水を飲むと元気が出る気がする。
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蜂を誘引するために、砂糖水を皿に入れた。
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子供の頃、夏にはよく母が砂糖水を作ってくれた。
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ウィキペディア
砂糖水 とは、砂糖を水で溶解させた水溶液である。
出典: 砂糖水 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0