ぞっき
ぞっき異読 ゾッキ
名詞
標準
selling off cheaply (e.g. books)
文例 · 用例
松川はその時お召ぞっきのぞろりとした扮装をして、古えの絵にあるような美しい風貌の持主であったし、連れて来た女の子も、お伽噺のなかに出て来る王女のように、純白な洋服を着飾らせて、何か気高い様子をしていた。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
堅気をきわめた、縞物ぞっき、髪のかたちさえ直しているから、どこから見ても、これが、本体は江戸切っての怪賊と、見抜くほどのものが、あの中には、まじっていないと、とうに悟ってしまったのだ。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
うっかりした女だ」 二「そうそう旦那は与力衆でしたわね」「今後は殿様と呼ぶがいい」「結城ぞっきのお殿様ね」「文句があるなら唐桟でも着るよ」「いいえ、殿様と云わせたいなら、黒羽二重の紋服で、いらせられましょうとこう申すのさ」「そういう衣装を着る時もある。
— 国枝史郎 『十二神貝十郎手柄話』 青空文庫
みんな、おいらこそ江戸一|番の色男だと、いわぬばかりの顔をして、反りッかえってる野郎ぞっきでげさァね。
— 邦枝完二 『おせん』 青空文庫
いつも粋な唐桟ぞっきで高座へ上がる文楽師匠は頬の剃りあと青い嫌味のない色白の江戸っ子で、まだ年はうちの師匠より十も下だろうが、いまが人気の出盛りで、それには下の者へよく目をかけてやるというので滅法楽屋の評判がよかった。
— 正岡容 『小説 圓朝』 青空文庫
お長屋頭へ駈け込んで人手を借りて壊れた壁土を剥いでみると、中から出て来たのは縮緬ぞっきの粋作り、小柄な男の屍骸で、――首がなかった。
— 怨霊首人形 『釘抜藤吉捕物覚書』 青空文庫
……つもっても見ねえ、この通り羽目は檜の白磨きにして、天井は鶉目、小座敷の床柱には如輪木をつかい、飯台は節無し無垢の欅ぞっき、板場はすべて銅葺にして出てくる徳利が唐津焼。
— かごやの客 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
はっきり姿の見えない筈、上下黒ぞっきの着流しに、顔まで眉深なお十夜頭巾。
— 上方の巻 『鳴門秘帖』 青空文庫
作例 · 標準
「あそこの店、ゾッキ品がたくさんあって安いんだよ」と友人が教えてくれた。
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古本屋で、掘り出し物のゾッキ品を物色するのが好きだ。
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「この本、ゾッキで買ったんだけど、すごく面白かったんだ」
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