注釈者
ちゅうしゃくしゃ
名詞
標準
annotator
文例 · 用例
竹河の巻の初めに、この話は亡くなった太政大臣家に仕えた老女房の語ったことで「紫のゆかりこよなきには似ざめれど」と書いてあるのは、前篇を書いた紫式部の筆には及ばぬがということで、注釈者たちが紫の上のことにしているのは曲解なのである。
— 与謝野晶子 『『新新訳源氏物語』あとがき』 青空文庫
しかしながらかくのごとき明らかな錯簡を認めながらそれを解決しようとしなかった点において、自分は『春曙抄』の作者以来のあらゆる『枕草紙』注釈者に抗議する。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
注釈者松平静氏の本文に対する態度も同様であった。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
アブルカシムは「アラビアにおける外科学の復興者」であり、アヴェロエスは中世に「アリストテレスの魂」または「注釈者」と呼ばれ、今日では医師としてより哲学者として知られている。
— イェール大学で1913年に行った一連の講義 『近代医学の興隆』 青空文庫
彼はアリストテレスへの偉大な注釈者であった。
— イェール大学で1913年に行った一連の講義 『近代医学の興隆』 青空文庫
そのころには男を追い払うというだけが彼の義務であったらしく、事実この書物の多くの注釈者も、門番が厳密さというものを愛するように見え、厳格に自分の役目を守っているのに、およそそんな暗示をほのめかしたことについて、不思議に思っている。
— DER PROZESS 『審判』 青空文庫
注釈者たちはこの点に関して、『ある事柄の正しい把握と同じ事柄の間違った解釈とは互いに完全に排除し合うものではない』と言っている。
— DER PROZESS 『審判』 青空文庫
ほかの注釈者は、掟に仕えるよう採用されたのであるし、こういうことはかならず内部でだけ行われるはずであるから、門番は内部にいたことがあるにちがいない、と言ってはいる。
— DER PROZESS 『審判』 青空文庫
作例 · 標準
その学術論文には、著名な注釈者による深い洞察が込められている。
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彼は歴史的文書の熱心な注釈者として知られている。
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「この注釈者は、原文のニュアンスを正確に捉えているね」と読者は感心した。
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