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俘虜

ふりょ
名詞
1
標準
prisoner of war
文例 · 用例
汽車の中で揺られている俘虜の群の紹介から、その汽車が停車場へ着くまでの音楽と画像との二重奏がなかなくうまく出来ている。
寺田寅彦 映画雑感6 青空文庫
つまらない事ではあるが、拘留された俘虜達が脱走を企てて地下に隧道を掘っている場面がある、あの掘り出した多量な土を人目にふれずに一体どこへ始末したか、全く奇蹟的で少なくも物質不滅を信ずる科学者には諒解出来ない。
寺田寅彦 映画雑感6 青空文庫
それを待構えた残忍な悪太郎は、蚊帳の切れで作った小さな玉網でたちまちこれを俘虜にする。
寺田寅彦 青空文庫
驚いて見ていると、この暴君はまもなくこの哀れな俘虜を釈放して、そうしてあたかも何事も起こらなかったように悠々とその固有の雌鳥の一メートル以内の領域に泳ぎついて行った。
寺田寅彦 あひると猿 青空文庫
久助君は俘虜になつて五年の教室につれられていつた。
新美南吉 青空文庫
二十六 然うすると、心に刻んで、想像に製り上げた……城の俘虜を模型と為た彫像が、一団の雪の如く、沼縁にすらりと立つ。
泉鏡太郎 神鑿 青空文庫
日露戦争の時の如き、福岡聯隊の依頼に応じて、露西亜の俘虜の中でも一番強力な暴れ者を猫の前の鼠の如くならしめたという怪力、怪術無双の変り者で、筆者ともかなり心安かったので自然この話を同氏の直話として洩れ聞いた訳である。
夢野久作 近世快人伝 青空文庫
いわく、合祀されし社の氏子、遠路を憚り、ことごとく合祀先の社へ参り得ざるをもって、祭日には数名の総代人を遣わすに、多勢に無勢で俘虜降人同然の位置に立つをもって、何のありがたきことなく早々逃げ帰る。
南方熊楠 神社合祀に関する意見 青空文庫
作例 · 標準
歴史文書によれば、捕らえられた兵士たちは俘虜として人道的に扱われたという。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
戦いの後、敗軍の将軍は敵国の俘虜となり、故郷の土を二度と踏むことはなかった。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
その小説は、収容所での俘虜たちの過酷な生活と、自由への渇望を鮮やかに描いている。
幻辭AI · gemini-2.5-pro