裏をかく
うらをかく
表現動詞-五段-カ行
標準
to outwit
文例 · 用例
「狸」でない子がわざとなんだか落着かないような様子をして天井を仰いでみたり鼻をこすってみたりして牽制しようとするなどはきわめて初歩であるので、その裏をかくつもりで「狸」自身がわざとそのような振りをすることもある。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
「もっとも西山君のことだから、言いたい放題をいっているかもしれないが……」 清逸の心の裏をかくとでもいうような言葉がしばらくしてからまた園の唇を漏れた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
加えて、視覚の働きの裏をかくアンチエイリアスと呼ばれる技術を使って、文字をなめらかに見せる拡張もほどこされています。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
彼女はこちらの裏をかくようにあざけりの笑みをくれて、徐かにここを立ち去った。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
そこで、彼は、三日の間、夜の眼もねずに、悪魔の巧みの裏をかく手だてを考へた。
— 芥川龍之介 『煙草と悪魔』 青空文庫
裏をかく棺桶 田所検事を中心に、会議はつづけられる。
— 海野十三 『爆薬の花籠』 青空文庫
もちろん、その裏をかく手も考へられてゐるし、敵に十分の用意をさせて、一挙に殲滅的効果をあげることもある。
— 岸田國士 『従軍五十日』 青空文庫
敵の眼をくらましてその裏をかく方便として、泰軒が栄三郎にすすめたのが、この、風流べに絵売りの変装であった。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
標準
to pierce something all the way through