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役柄

やくがら
名詞頻度ランク #21301 · 青空 196
1
標準
role
文例 · 用例
又、仮りに、三造が、自身の意志と世間の誘惑とを、半々に受容れながら、理窟上言へば、微温い、歴史的に言へば不思議な一個の結成物たる、役柄をみせて死んでゆくかもしれぬといふことは十分に推量出来ることである。
中原中也 青年青木三造 青空文庫
これは役柄をもって相尋ねるが、その方は只今も申す通りズット以前は博多の荒物屋渡世。
――博多名物非人探偵 狂歌師赤猪口兵衛 青空文庫
役柄にも意地があるばいのう」「イーヤ。
――博多名物非人探偵 狂歌師赤猪口兵衛 青空文庫
検事の名前は鶴木といって五十恰好の温厚そうな童顔|禿頭の紳士、予審判事は綿貫という眼の鋭い、痩せた長身の四十男で、一見したところ、役柄が入れ違っているかのような奇妙な対照を作っていた。
夢野久作 巡査辞職 青空文庫
美和ちゃんとのことなんか、あの人から渡される芝居の役柄のような立場を、苛々しながら、勤めていただけですよ。
菊池寛 貞操問答 青空文庫
同心を勤める人にも、種々の性質があるから、此時只うるさいと思つて、耳を掩ひたく思ふ冷淡な同心があるかと思へば、又しみじみと人の哀を身に引き受けて、役柄ゆゑ氣色には見せぬながら、無言の中に私かに胸を痛める同心もあつた。
森鴎外 高瀬舟 青空文庫
歴たる公職にある者達が、身分も役柄も忘れて一町人の黄金力に、拝跪するかのごとき屈辱的な振舞いをするからこそ、珠数屋のお大尽なる名もなき輩が増長しているに相違ないのです。
京へ上った退屈男 旗本退屈男 第四話 青空文庫
御禁中警固、京一円取締りの重任にあるべき所司代詰の役侍が、その役柄を悪用して不埒を働こうとしているだけに許せないのです。
京へ上った退屈男 旗本退屈男 第四話 青空文庫
作例 · 標準
彼の渋い声は、悪役の役柄にぴったりだ。
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今回のドラマで彼女が演じるのは、秘密を抱えた母親という難しい役柄だ。
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舞台俳優としてのキャリアを積む中で、徐々に重厚な役柄を任されるようになった。
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