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挙措

きょそ
名詞
1
標準
behavior
文例 · 用例
で、如何に、挙措を解放するにしても、常に或程度の収攬を、おのずから自分の上に忘れてはいけません。
岡本かの子 女性の不平とよろこび 青空文庫
男は日露戦争中負傷の際に気が狂って以来ずっと茲の病房の患者であるそうですが、病状は慢性な代りに挙措は極めて温和で安全であると聞きました。
岡本かの子 病房にたわむ花 青空文庫
彼女はもう五十を越してゐたが、宮仕へをした女だけあつて挙措が折目正しく、また相当なインテリでもあつて、日本古典の書物の外に、漢詩とか、支那の歴史ものを読んでゐた。
岡本かの子 私の書に就ての追憶 青空文庫
栖子は指先を莢の豆に無意識に動かしながら、心を遠くうねり尖らして、横浜の園芸会社へ、オランダから到着した新種のカーネーションの種子を取りに行くといって出て行き、五日も帰らない尾佐の挙措を探り廻した。
岡本かの子 唇草 青空文庫
いかなる場合にも絶望せず、決して現実を軽蔑せず、与えられた範囲で常に最善を尽くすという師の智慧の大きさも判るし、常に後世の人に見られていることを意識しているような孔子の挙措の意味も今にして始めて頷けるのである。
中島敦 弟子 青空文庫
尤も性格的に見ても、此の赤入道は、伝統の家に育って挙措慎重なる勝元と相容れるわけがない。
菊池寛 応仁の乱 青空文庫
白い装束をつけた神主が玉串をささげて祝詞をささげたが、冒頭に、秋山にもみぢ葉燃ゆる神無月、大神のみ前につつしみて申さく、氏子、倉田大人、みめぐみもて、うから健かに、なりわい栄えて…… 私は冠をかぶったその神主の品格のある挙措と、静かな、よく透る声と、祝詞の美しいのに引きつけられた。
倉田百三 光り合ういのち 青空文庫
私が入学してから三年の時までの校長は小野正治という典型的に漢学的な、挙措の厳格な人であった。
倉田百三 光り合ういのち 青空文庫
作例 · 標準
彼女の優雅な挙措は、長年の鍛錬の賜物だろう。
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政治家の品位ある挙措は、国民の信頼を得る上で重要だ。
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子供の健やかな成長のためには、良い手本となる挙措を示す必要がある。
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「この状況で、そんな挙措は不適切だ!」と、上司は部下を叱責した。
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