分留
ぶんりゅう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
fractional distillation
文例 · 用例
「多分留守だらうと思つたが今、人を送つて品川迄来たから寄つて見た。
— 牧野信一 『坂道の孤独参昧』 青空文庫
「休暇には皆なうちにおいでよ、親父達は多分留守になるから……」 ――そんなことは何うでも関はなかつたが、この上自分が居なくでもなり、気障な若ものなどを泊めたりして、間違ひでも起らなければ幸ひだが――彼は、そんな飛んでもないことが心配になつたりした。
— 牧野信一 『茜蜻蛉』 青空文庫
「僕は支倉が自白をする迄はとても休息などしていられないのだ」「僕も随分留めたのだがね」 根岸刑事が云った。
— 甲賀三郎 『支倉事件』 青空文庫
もっともアメリカでも、従来の食事は、鉱物質の不足、特にカルシウムの不足に陥る傾向があったそうで、そういう点も充分留意してある。
— ――長生きをする学問の存在―― 『老齢学』 青空文庫
ところでこの食糧の問題は、今さら私などが述べ立てるまでもなく、政府の方でも十分留意をされている。
— 中谷宇吉郎 『北国の春』 青空文庫
もちろんこの点は、政府の方でも十分留意されているので、今更つけ加えるところはない。
— ――白鳩号遭難事件を回顧して―― 『「もく星」号の謎』 青空文庫
昔し親類に隠居がおって、その隠居が死んだ時、当分留守番を頼まれた事がある。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
真中から綺麗に分けた毛は、いくらか胡麻塩になりかけましたが、血色の良い見上げるような若い頃美男で鳴らした俤を充分留めて居ります。
— 野村胡堂 『死の予告』 青空文庫
作例 · 標準
製油所では、原油を加熱して沸点の違いを利用する分留によってガソリンや軽油を取り出します。
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化学実験の授業で、赤ワインからエタノールを抽出するために分留の装置を組み立てた。
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空気中の酸素と窒素は、液体空気を分留するという工業的な方法で大量に生産されている。
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