分流
ぶんりゅう
名詞動詞-サ変
標準
distributary
文例 · 用例
○新川はあたかもこの川に接続するものの如く中川より東南に入るの流なるをもて、なほ東して遠く去れば、利根の分流たる江戸川の妙見島上流に出づ。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
そして原子の衝突についてなんとか自分流儀の解釈をしてみようと思ってだいぶ骨折ってみたが、どうもうまくできない」と言っている。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
「身一つに頭八つ尾八つあり」は熔岩流が山の谷や沢を求めて合流あるいは分流するさまを暗示する。
— 寺田寅彦 『神話と地球物理学』 青空文庫
ここから流れ出すものがたくさんな樋に分流しそれにいろいろの井戸から出る水を混じて書物になり雑誌になって提供される。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
むす子の手紙二――(前略)……お母さんは余りに自分流のカテゴリーを信じようとしすぎるような気がします。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
(山したの方には大分流行病がございますが、此水は何から、辻の方から流れて来るのではありませんか。
— 泉鏡太郎 『高野聖』 青空文庫
舟はいま夕暮富士を右手に、その三角洲の緩い彎曲線に沿うて左寄りの分流を走りつつすべりつつある。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
分流は時に細い早瀬となり、蘆荻に添い、また長い長い木津の堤の並木について走る。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
作例 · 標準
山頂から流れ出た川は、中流域で二つの大きな分流となって平野を潤している。
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交通渋滞を緩和するため、バイパス道路を建設して都心へ向かう車の流れを分流させた。
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本流から分流した小さな水路には、メダカやザリガニなど多くの水生生物が生息しています。
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