温風
おんぷう
名詞
標準
warm air (e.g. from a heater)
文例 · 用例
夏の太陽の直射と温風とに、皮膚が赤黒く焼かれると、そのひりひりした熱っぽい感じが、筋肉の内部にまで浸み透って、身体中が熱いぽってりとした重みで意識される。
— 豊島与志雄 『初秋海浜記』 青空文庫
出て見ると春の日は存外|長閑で、平気に鬢を嬲る温風はいやに人を馬鹿にする。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
粉雪・柔かい雪・固い雪・毀れない外皮・こわれる外皮・それから、これは雪じゃないが、地方的にFOEHNと呼ばれる不時の温風――これらの区別が、ロジェル・エ・ギャレによると、近代恋愛の種々相と完全に一致すると言うんだから、確かに一つの「|叫び」だ。
— 白い謝肉祭 『踊る地平線』 青空文庫
今この格子窓は祭壇へ温風を送っている。
— THE MASTER CRIMINAL 『悪の帝王』 青空文庫
標準
spring breeze