飛鼠
ひそ
名詞
標準
bat (animal)
文例 · 用例
うすやみ萩原朔太郎うすやみに光れる皿あり皿の底に蟲かくれ居て啜り鳴く晝はさびしく居間にひそみて鉛筆の心をけづるに疲れ夜は酒場の椅子にもたれて想ひにひたせる我が身の上こそ悲しけれ
— 萩原朔太郎 『うすやみ』 青空文庫
雨の降る日(兄のうたへる)萩原朔太郎雨の降る日の縁端にわが弟はめんこ打つめんこの繪具うす青くいつもにじめる指のさき兄も哀しくなりにけり雨の降る日のつれづれに客間の隅でひそひそとわが妹のひとり言なにが悲しく羽根ぶとん力いつぱい抱きしめる兄も泣きたくなりにけり
— 萩原朔太郎 『雨の降る日』 青空文庫
村落の光る厩のうへに、かがやく愛の手は伸びゆきて、われの身は銀の一脈、ひそかに息づき生命はや絶えなんとする。
— 萩原朔太郎 『厩』 青空文庫
ああ、その空さへもうすくもり、かみつけの山に雪くれば、魚らひそかに針をのみ、ま芝は霜にいろづけど、ひとり岸邊に針を垂れ、來らむとする冬を待つ。
— 萩原朔太郎 『冬を待つひと』 青空文庫
つまり水が低きにつく如く、花がひそやかであるが如き気持がなければ、詩は駄目だと思つた。
— 中原中也 『詩壇への抱負』 青空文庫
そして從來の交際で、未だかつて知らなかつた或る新しい發見が、この天才的な文學者の本質にひそんでゐることを、朧げながらも自覺して愕然とした。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
」この言葉には、やはり無気力な、敗者の溜息がひそんでいるように、私には思われてならない。
— 太宰治 『弱者の糧』 青空文庫
作家というものは、ずいぶん見栄坊であって、自分のひそかに苦心した作品など、苦心しなかったようにして誇示したいものだ。
— 太宰治 『創作余談』 青空文庫
作例 · 標準
夕暮れ時、古い蔵の軒先から数匹の飛鼠が飛び立っていくのが見えた。
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飛鼠が果樹園の果実を食べてしまうため、農家の人々は防鳥ネットを張って対策している。
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「飛鼠って鳥みたいに飛ぶけど、実は哺乳類なんだよ」と子供に教えた。
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