封じ込め
ふうじこめ
名詞頻度ランク #23165 · 青空 1 例
標準
containment
文例 · 用例
何者とも知れぬ権威の命令で、自分は未来|永劫この闇の中に封じ込められてしまったのだと思う。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
もしそうだとすると長い間封じ込められていた化け物どももこれから公然と大手をふって歩ける事になるのであるが、これもしかし私の疑心暗鬼的の解釈かもしれない。
— 寺田寅彦 『化け物の進化』 青空文庫
草花鉢を飾ったり、夏は花を封じ込めた氷塊がいくつもすえられていて、天井には大きな扇風器が回っている。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
ベルリンの冬はそれほど寒いとは思わなかったが暗くて物うくて、そうして不思議な重苦しい眠けが濃い霧のように全市を封じ込めているように思われた。
— 寺田寅彦 『コーヒー哲学序説』 青空文庫
これは豚の心で象の心持ちを推し量るようなものかもしれないが、もしこの推量が当たっていると仮定したら、大衆は自分たちのわがままで東郷さんのほんとうのえらさを封じ込めてしまったということになるかもしれない。
— 寺田寅彦 『藤棚の陰から』 青空文庫
そうしてあっぱれ自然の暴威を封じ込めたつもりになっていると、どうかした拍子に檻を破った猛獣の大群のように、自然があばれ出して高楼を倒壊せしめ堤防を崩壊させて人命を危うくし財産を滅ぼす。
— 寺田寅彦 『天災と国防』 青空文庫
年々の事とは云いながら、三尺、四尺、五尺、六尺と漸次に振積んで、町や村にあるほどの人々を、暗い家の中に一切封じ込めて了う雪の威力を想像すると、何と無く一種の恐怖を懐かぬ訳には行かぬ。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
寂しさを増したため却つて埋み火のやうに心の奥へ封じ込められてゐた情感がうづいて、何等かのあたたかみを求めるのであつた。
— 岡本かの子 『小町の芍薬』 青空文庫
作例 · 標準
ウイルスの感染拡大を防ぐため、徹底的な封じ込め策が実施された。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
冷戦時代には、ソ連の勢力拡大を目的とした封じ込め政策が取られた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
核兵器の拡散を阻止するためには、国際社会による強力な封じ込めが必要だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア
封じ込め(ふうじこめ、Containment)とは、アメリカ合衆国の政策であり、海外の共産主義の拡大を阻止すべく、多くの戦略が用いられた。冷戦の構成要素たるこの政策は、東欧や中国、朝鮮、ベトナムにおける共産主義の影響拡大を図るソビエト連邦による一連の動きへの反応であり、デタントと巻き返しの中間的立場を代表していた。ドクトリンの基礎は、米国の外交官ジョージ・ケナンによる1946年の電報で明示された。米国の外交政策用語としてのこの単語の起源は、ジェームズ・フォレスタル国防長官にケナンが提出した1947年の報告(のちに雑誌記事に使用)に遡る。この語は、1920年代のソ連に対する西側の政策を記述するのに用いられたフランス語「cordon sanitaire 」の訳語である。
出典: 封じ込め — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0