和する
わする
動詞-サ変-特殊動詞-自動詞
標準
to get along
文例 · 用例
そうして、それを投入した上で、よく溶解し混和するようにかき交ぜなければならない。
— 寺田寅彦 『流言蜚語』 青空文庫
我が室生君が、この季節はづれの連中に告別して、小説や隨筆の方に專念するやうになつたのは、君自身の心境にその「季節はづれ」がなくなり、日本の風土氣候とぴつたり調和する境地に入つた證左である。
— 萩原朔太郎 『詩に告別した室生犀星君へ』 青空文庫
なぜならその古机でさへが、やはり彼の居間の中で、彼の家族たちと一緒に、彼の構成してゐる家のアトモスフィアの中でのみ、始めて藝術的に美しく調和するので、單獨に引き離してしまつては、普通の平凡なガラクタ道具に變つてしまふからである。
— 萩原朔太郎 『所得人 室生犀星』 青空文庫
思うに仏教の根底にある無常観が日本人のおのずからな自然観と相調和するところのあるのもその一つの因子ではないかと思うのである。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
元子が互いに衝突するために物が生成し変転するという考えと元子が同速度で並行に動くという考えとの矛盾を融和するために持ち出されたこの原子の偶然的任意的偏向を一転して「自由意志」の存在と結び付けようとしている。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
そうしてこの矛盾を融和することこそ、未来の科学の最も重大な任務でなければならない。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
友だちと連れ立って夜ふけた田んぼ道でも歩いているときだれの口からともなく「キーターヤーマー、ヤーケール、シシーガデゥヨ」と歌うと他のものがこれに和する。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
しかしこんな純生理的な涙でも、また悲しくて出る涙でも、あれが出ないと、何かしらひどくいけない悪効果がわれわれのからだの全機構のどこかに現われる恐れがある、それをあのように涙をこぼすことによって救助し緩和するような仕掛けになっているのではないかという疑いが起こる。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
作例 · 標準
新しい環境に早く和して、皆と仲良くやっていきたい。
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彼はどんな人ともすぐに和することができる、社交的な性格だ。
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会議では、参加者全員が意見を出し合い、結論に和していくことが大切だ。
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標準
to add (one's own concordant voice, etc.)
作例 · 標準
彼の提案は、全体の意見にうまく和していた。
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皆の意見に、彼女も穏やかに和する言葉を添えた。
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この曲のコーラスは、既存のメロディーに美しく和している。
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