佩剣
はいけん
名詞動詞-サ変
標準
wearing a sword
文例 · 用例
」と外套を抱えたまま、ガチリと佩剣の腰を捌いて、框の板に背後むきに、かしッと長靴の腰を掛ける、と帽子を脱いで仰向けにストンと置いて、「何は、ちょいちょい来らるるかね。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
」 巡査は、ずるりと靴をずらして、佩剣の鞘手に居直ったのである。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
」 と銀河を仰ぎ、佩剣の秋|蕭殺として、鵲のごとく黒く行く。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
編上靴をシッカリと搦み付けて、勝手口から佩剣を釣り釣り出て来ると、国道とは正反対の裏山に通ずる小径伝いにサッサと行きかけたので、表通りで待っていた一知青年は、慌てて追っかけて来た。
— 夢野久作 『巡査辞職』 青空文庫
その小高い丘の木立の中に、森閑と雨戸を鎖した兇行の家……深良屋敷を離れた草川巡査は、もうグッタリと疲れながら、町から到着した判検事の一行を出迎えるべく、佩剣の柄を押え押え国道の方へ走り降りて行った。
— 夢野久作 『巡査辞職』 青空文庫
殊にメリー女王殿下の閲兵を受けるエンパイヤ・デー(帝国紀念日)の女軍観兵式にはアグネスは女士官として佩剣を取って級友を率いた。
— 岡本かの子 『母と娘』 青空文庫
その背後から佩剣の音がガチャガチャと聞こえて来た。
— 夢野久作 『オンチ』 青空文庫
ドンナに兇猛な囚人でも、奈良原典獄が佩剣を押えて、「その縄を解け。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、武士の正装として佩剣を帯びていた。
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古い肖像画には、佩剣した将軍の姿が描かれている。
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祭りの行列では、伝統的な衣装に佩剣した人々が練り歩いた。
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