寂しげ
さびしげ
形容動詞頻度ランク #43534 · 青空 0 例
標準
seeming lonely
文例 · 用例
かわいそうな虫』と寂しげに言い、この頃の暖かい日に、そっと草むらの中に放してやれ、と家人に言いつけた。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
そして今ここに居る自分が本当か、旅をした自分が本当かと夫人に問い、『ああ夢の世の中』、と呟いて寂しげに嘆息した。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
」 さう言つて彼は寂しげに笑つた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
即ち言えば、常に変化する空間、経過する時間の中で、ただ一つの凧(追憶へのイメージ)だけが、不断に悲しく寂しげに、穹窿の上に実在しているのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
今も彼は寂しげに考へてゐる。
— 萩原朔太郎 『田端に居た頃』 青空文庫
あの「抒情小曲集」にある心根のしをらしさも、「忘春詩集」等に描かれてゐる寂しげな宿命觀も、皆その一の氣質的な情操に屬してゐるので、至純の心にのみ宿る純情の美しさが、ひしひしと人の心に迫つてくる。
— 萩原朔太郎 『田端に居た頃』 青空文庫
小女は座布団を出してはやらないので、冷い籐畳の広いまん中にたった一人坐った老人は寂しげに、そして審きを待つ罪人のように見えた。
— 岡本かの子 『家霊』 青空文庫
」 と細いが聞くものの耳に響く、透る声で言いながら、どこをどうしたら笑えよう、辛き浮世の汐風に、冷く大理石になったような、その仏造った顔に、寂しげに莞爾笑った。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
作例 · 標準
窓の外を眺める彼の寂しげな背中が印象的だった。
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閉店間際のカフェで、一人コーヒーを飲む彼女は少し寂しげに見えた。
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公園のベンチに座っているおじいさんの寂しげな表情に胸が締め付けられた。
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