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黒ずむ

くろずむ
動詞-五段-マ行動詞-自動詞
1
標準
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文例 · 用例
地べたは青く黒ずむだ苔にぬら/\してゐた………眼の前の柱を見ると、蛞蝓の這ツた跡が銀の線のやうに薄ツすりと光ツてゐた。
三島霜川 青い顏 青空文庫
明い空に渦巻き登る煤煙、スク/\と立つ煙突、トタン屋根の列車式の工場、黒ずむだ赤煉瓦の建物、埃に塗された白堊、破れた硝子窓、そして時々耳をつんざくやうに起る破壊的の大響音……由三は其の音其の物象に、一種謂はれぬ不愉快と威壓を感じながら、崩れかツた長い長い土塀に沿ツて小石川の方に歩いた。
三島霜川 昔の女 青空文庫
炎上焦げに焦がるる我心、そことしもなく聞ゆるは執着の日の喚叫、黒ずむ悪の火の羽ぶき、油日照の四辻は凄惨として音もなく、雲なき空に電流の渦まき消ゆる断末魔。
北原白秋 第二邪宗門 青空文庫
スコールに叩かれる海面はその大粒の雨によつて眞白になる、しかし舷から波立つ海面を見れば、海の色は非常に濁つて黒ずむ
海野十三(佐野昌一) 南太平洋科學風土記 青空文庫
しかるに半透明のその雲が、墨のように黒ずむと思う間に、晴れていた空が暗くなった。
国枝史郎 死の航海 青空文庫
七百枚の小説には、一年間の埃がつもり、もう字の色は見えず、埃だけが、黒ずむやうになつてゐたのだ。
坂口安吾 再版に際して〔『吹雪物語』〕 青空文庫
又その鉱石のつぶし方や発色にしても、曰く呉州は粗くて発色は黒ずむ、回春はこまかくて、呈色はあざやかだつた――など言はれるのであるが、これらは何れも材料そのものを眼の前にしての話ではなく、伝世の古染付の作品を見てのいはゆる逞ましい想察に過ぎない儚ない文献を杖にしての歩みに他ならないのである。
北大路魯山人 「明の古染付」観 青空文庫
たとえば木の葉などは、黒ずむばかりの濃い緑に塗られていながら、どんな深い森の幽暗な樹陰でもこんなではあるまいと思われるほどに、光や空気の感じを欠いている。
和辻哲郎 古寺巡礼 青空文庫
作例 · 標準
太陽にさらされた布地は、次第に黒ずんで色あせていく。
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「あら、このシャツ、洗濯したら黒ずんじゃったわ!」と母親が驚いていた。
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大気汚染の影響で、古い建物の石壁が黒ずむことがある。
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黒ずむ(くろずむ) — 幻辞.com