待ちかねる
まちかねる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to wait impatiently for
文例 · 用例
」と、久助は待ちかねるように小声で呼んだ。
— 岡本綺堂 『鷲』 青空文庫
彼は夜の明けるのを待ちかねるようにして起き、そこそこに飯をすまして、断橋の施十娘の店へ往った。
— 田中貢太郎 『断橋奇聞』 青空文庫
彼らは、邦人未到の学問の沃土に彼らのみ足を踏み入れ得る欣びで、会集の期日ごとに、児女子の祭見に行く心地にて、夜の明くるのを待ちかねるほどになっていた。
— 菊池寛 『蘭学事始』 青空文庫
近いといっても相当の路程があるので、庄兵衛は日の暮れるのを待ちかねるように出てゆく。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫
メニキユアド・ハンドに、スネークウツドのケーンを持ち、しやんとしたネクタイをかけた所謂広小路伯爵は、カフエー・ライオン、カフエー・キリンを根城として、夜になるのを待ちかねるのである。
— 小酒井不木 『名古屋スケツチ』 青空文庫
そう云う時には、ほかに仕方もないから、うす暗い客舎の片すみで、鼠を相手に退屈をまぎらせながら、いつもなら慌しい日の暮を、待ちかねるようにして、暮してしまう。
— 芥川龍之介 『仙人』 青空文庫
いつもは月が出るのを待ちかねる己も、今日ばかりは明くなるのがそら恐しい。
— 芥川龍之介 『袈裟と盛遠』 青空文庫
というのは、あのハイドの奴が例の遺言書のあることを感づいたなら、奴は財産を相続するのを待ちかねるようになるかも知れんからな。
— THE STRANGE CASE OF DR. JEKYLL AND MR. HYDE 『ジーキル博士とハイド氏の怪事件』 青空文庫
作例 · 標準
彼女からの返事を待ちかねる日々が続いた。
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旅行の出発日を待ちかねる気持ちで、毎日過ごしている。
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早く映画の続編が見たいと、世界中のファンが待ちかねている。
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