煮え切らない
にえきらない
表現形容詞
標準
half-cooked
文例 · 用例
動揺と、士気の沮喪と、いや/\ながら行動する煮え切らないものを彼は見た。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
そこへ来ると私はいつも今が今まで私の心を占めていた煮え切らない考えを振るい落としてしまったように感じるのだ。
— 梶井基次郎 『闇の絵巻』 青空文庫
妻は、相かはらず煮え切らない小言を、云ふでもなし云はぬでもなしと云ふ風で、その癖中々しつツこく、子供を相手にしてゐた。
— 有島武郎 『An Incident』 青空文庫
共済なんかといふ煮え切らないものよりは、率直に共産の方がいゝのですからな。
— 有島武郎 『私有農場から共産農団へ』 青空文庫
その縁談は、慶四郎の煮え切らない態度で有耶無耶になりそのまま今度の事件になってしまった。
— 岡本かの子 『呼ばれし乙女』 青空文庫
戸外に煮え切らない番頭の返事を永く聴いていてはとても堪らぬ。
— 井沢衣水 『本州横断 痛快徒歩旅行』 青空文庫
「そんな人生に消極的な気持ちのあなたが僕のような煮え切らない青年に、英雄的な勇気を煽り立てるなんてあなたにそんな資格はありませんね」 復一は何にとも知れない怒りを覚えた。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
「ええ、いま僕たちに、サムエル・バトラのエレホンを教えているんですけど、なんだか、煮え切らない人ですね。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
作例 · 標準
「君のその煮え切らない返事では、計画を進めることはできないよ。」
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彼は別れ話を切り出そうとしたが、彼女の涙を見て煮え切らない態度に戻ってしまった。
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会議では煮え切らない意見ばかりが続き、結局何の結論も出なかった。
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