精妙
せいみょう
形容動詞名詞
標準
exquisite
文例 · 用例
この手紙の中に精妙に描かれてゐるいくつかの巴里の情景は、後日「マルテの手記」の中に殆どそつくりそのまま用ひられてゐる。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『巴里の手紙』 青空文庫
この精妙なる器械によってわれわれは自由に過去にも未来にも飛んで行くことができるというのである。
— 寺田寅彦 『映画時代』 青空文庫
しかしまた人間の言語というものがあらゆる音響現象のうちで最も精妙を極めた機巧を具備したものだという事を意味するかもしれない。
— 寺田寅彦 『ラジオ雑感』 青空文庫
精妙ないいものの中から、そのいいところを取り出すにはやはりそれに応ずるだけの精微の仕掛けが必要であると思った。
— 寺田寅彦 『蓄音機』 青空文庫
余もこの経を拝見せしに、その書体|楷法正しく、行法また精妙にして―― と言うもの即これである。
— 泉鏡花 『七宝の柱』 青空文庫
逃虚集十巻、続集一巻、詩精妙というにあらずと雖も、時に逸気あり。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
蓋し、彼の至藝による矢の速度と狙ひの精妙さとは、實に此の域に迄達してゐたのである。
— 中島敦 『名人傳』 青空文庫
けだし、彼の至芸による矢の速度と狙いの精妙さとは、実にこの域にまで達していたのである。
— 中島敦 『名人伝』 青空文庫
作例 · 標準
その彫刻は、筋肉の動き一つひとつが精妙に表現されており、まるで生きているかのようだ。
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この伝統的な織物は、複数の色が精妙に混ざり合って独特の風合いを生み出している。
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名指揮者によるタクトさばきは、オーケストラの音色を精妙にコントロールしていた。
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