磔柱
はりつけばしら異読 はっつけばしら・たくちゅう・はりき
名詞
標準
cross (used in a crucifixion)
文例 · 用例
…… 我が手で、鉄砲でうった女の死骸を、雪を掻いて膚におぶった、そ、その心持というものは、紅蓮大紅蓮の土壇とも、八寒地獄の磔柱とも、譬えように口も利けぬ。
— 泉鏡花 『神鷺之巻』 青空文庫
向うづけに屋根裏高き磔柱に縛められて、乳の下|発きて衆の前に、槍をもて貫かるるを。
— 泉鏡花 『照葉狂言』 青空文庫
羅馬がこれを平定したとき、羅馬から Padua に通ずる本街道だけに磔柱六百を數へたさうである。
— 森鴎外 『古い手帳から』 青空文庫
その中央の浪打際に近く十本の磔柱を樹て、異人五人、和人五人を架け聯ねたり。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
供養の儀式聲樂を見聞き、磔柱の鐵釘、長鎗などありがたき寶物を拜み得しなるべし。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
中にも目に着いたのは、一面の壁の隅に、朦朧と灰色の磔柱が露われて、アノ胸を突反らして、胴を橋に、両手を開いて釣下ったのは、よくある基督の体だ。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
一身を民にさゝげて、獄裏に半年餘の月日を送りし一大義民、今や公津の野の磔柱の上にあらはれたり。
— 大町桂月 『宗吾靈堂』 青空文庫
同時にその灯りの中から、ありありと浮び上がって見えたのは、正しく磔柱を背に負った珠数屋の大尽のお仕置姿でした。
— 京へ上った退屈男 『旗本退屈男 第四話』 青空文庫
作例 · 標準
古代ローマでは、罪人を磔柱にかけて処刑することが一般的だった。
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映画の中では、荒野に立てられた幾本もの磔柱が印象的だった。
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歴史的な文献から、当時の磔柱がどのような形状であったかを探る。
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