論客
ろんきゃく異読 ろんかく
名詞頻度ランク #30072 · 青空 88 例
標準
controversialist
文例 · 用例
文壇の論陣今や輕佻|亂雜卑小に流れて、飽までも所信に邁進する堂々たる論客なきを思ふ時、泡鳴さんのさうした追憶も私には深い懷しさである。
— 南部修太郎 『文壇球突物語』 青空文庫
それで僕はこの点に自ら考え及んだ時、論客としての無能さと、表現的才能の欠乏を自覚し、自ら大いに悲観せざるを得なくなった。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
いかな論客でも、ぐにゃぐにゃになる。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
實際當時の日本論客の意見は、平民新聞記者の笑つた如く、何れも皆「非戰論は露西亞には適切だが、日本には宜しくない。
— 石川啄木 『トルストイ翁論文』 青空文庫
彼は狭少なる家屋の中に物質的論客と共に坐を同くして、泰平を歌はんとす。
— 北村透谷 『人生に相渉るとは何の謂ぞ』 青空文庫
相沢活夫君の論は、此号の論客中尤も文に老練なる者と可申、君の感慨には小生亦|私かに同情に堪へざる者に有之候。
— 石川啄木 『渋民村より』 青空文庫
以前の論客司馬遷は、一切口を開かずなった。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
けれども、「タイムス」紙上に掲げられた、当時かなりに有名な寄稿家として知られていたある論客の署名の下に論ぜられた一文は、読者の注意を惹くに充分だった。
— コナン・ドイル 『臨時急行列車の紛失』 青空文庫