千木
ちぎ
名詞
標準
ornamental crossed rafter ends on shrine gables
文例 · 用例
山|麓の端山の千木たかしる家へ山の祖神の翁は岳神を訪ねた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
あの高い森の上に、千木のお屋根が拝される……ここの鎮守様の思召しに相違ない。
— 泉鏡花 『貝の穴に河童の居る事』 青空文庫
伊留満喜三郎 それわが神でいゆすは天地六合の唯一神、宇宙万象の能造の主、天地空寂のうちに万象を造り、かるが故に日月星宿光を放つて、明歴々として東湧西没の時を違へず、地には千木万草あつて、飛鳥落葉の期を誤たず。
— 木下杢太郎 『南蛮寺門前』 青空文庫
荷鞍ぐしといふのは棟が千木を建てたやうになつてるのである。
— 長塚節 『鉛筆日抄』 青空文庫
青柳喜兵衛、水彩の千木良富士、陳億旺、牧野醇、梅沢照司、尾崎三郎は色々の意味で批評したいが紙数が尽きたので次の機会にゆずる。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
祠は神武天皇の御世にはじまり、底つ岩根に宮柱ふとしきたち、高天原に千木高知り、萬古儼として威靈を留む。
— 大町桂月 『鹿島詣』 青空文庫
宮は千木が天雲に隠れる程大きな建築であつた。
— 芥川龍之介 『老いたる素戔嗚尊』 青空文庫
老僧の寺は十丁ほど東にあつて、私の家から其の天臺に象つたといふ二重屋根の甍がよく見えるし、老僧の庫裡の窓から、私の方のお宮の杉木立や、檜皮葺きの屋根や、棟の千木までが見えたりした。
— 上司小劍 『ごりがん』 青空文庫
作例 · 標準
神社の拝殿の屋根には、特徴的な千木がそびえ立っている。
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千木の形状や数には、地域や神社の格式によって様々な意味がある。
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古い神社では、風雪に耐えてきた太い梁と千木が見られる。
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