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黙劇

もくげき
名詞
1
標準
pantomime
文例 · 用例
君は黙劇専門かと思っていたら、いや中々どうして!
渡辺温 象牙の牌 青空文庫
東京からあそびに来てゐる若い友達のRと、文学と人生のはなしに耽つてゐると、飛行機の爆音が、屋根裏にとゞろいて、耳を聾し、はなし声を消して、ふたりは黙劇の人物のやうに、眼を視合せたり、上眼をつかつたりするだけだつた。
牧野信一 岬の春霞 青空文庫
」 巧妙なハムレツトの一|節の黙劇がはじまつた。
徳田秋聲 微笑の渦 青空文庫
――毎日々々僕等は彼等の黙劇を眺めるばかりで、一体事態は何んな風に進捗し、何んな類ひの要求が持出されてゐるのかも知らぬ僕等の耳は不断に馬の耳であつたのだが、今、沼のほとりに来てお雪の様子から断片的に想像を廻らせて見ると、僕の頭には彼等のいろいろな言葉が百雷の反響となつて轟き渡るのであつた。
牧野信一 沼辺より 青空文庫
一体彼等は何んな宣言をしたのか、影絵の様子だけでは想像もつかなかつたし、いつも水車小屋で見物する黙劇同様だつたから別段僕は驚きもしなかつたが、在りのままの言葉が在りのままに通ずる「ほんたうの世界」での面会は差し控へた方が好からうと思つた。
牧野信一 沼辺より 青空文庫
――彼は、終ひまで黙劇の見物人で居たかつたのだが、むかむかとする強い不快が込みあげて来て、「冗談といふことは、僕には考へられないんだ。
牧野信一 裸虫抄 青空文庫
三 婦人達のかたまっている長椅子から十歩足らず隔っていた日下部太郎は、彼女達の間に、どんな微妙な外交的黙劇が行われているか知るどころではなかった。
宮本百合子 伊太利亜の古陶 青空文庫
「壬生狂言」は京の壬生寺の行事となつてゐる一種の黙劇で決して物を云はない。
平野萬里 晶子鑑賞 青空文庫
作例 · 標準
警察は、事件の目撃者を懸命に探しています。
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証拠は少ないが、幸いにも信頼できる目撃者がいる。
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彼は、自分が目撃者であると名乗り出た。
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