一念
いちねん
名詞頻度ランク #42036 · 青空 910 例
標準
determined purpose
文例 · 用例
空家に籠つてこの一念(中) Sや、Nを、文学的ルンペンなどと、たつた一ヶ月前まで位、一緒にやつて来た者で、ぬけ/\といふ奴もあるが、そんなのは、いつでも、私が、面の皮をヒン剥いてやる。
— 葉山嘉樹 『遺言文学』 青空文庫
けふの霜夜の空に冴え冴え、松の梢を光らして、かなしむものの一念に、懺悔の姿をあらはしぬ。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
しかし何分相手が女だものですから、あさはかにも欲しい一念から堅い口をききましたのでしょう。
— 吉行エイスケ 『女百貨店』 青空文庫
佳い心持になって、自分は暫時くじっとしていたが、突然、そうだ自分もチョークで画いて見よう、そうだという一念に打たれたので、そのまま飛び起き急いで宅に帰えり、父の許を得て、直ぐチョークを買い整え画板を提げ直ぐまた外に飛び出した。
— 国木田独歩 『画の悲み』 青空文庫
一念天に届いたか、ある大林のその中に、名さへも知らぬ木なれども、色もにほひもいと高き、十の木の実をお見附けなされたぢゃ。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
その十たび目は、あまりの飢ゑと身にあまる、その実の重さにまなこもくらみ、五たび土に落ちたれど、たゞ報恩の一念に、ついご自分にはその実を啄みなさらなんだ、おもひとゞいてその十番目の実を、無事に親子に届けたとき、あまりの疲れと張りつめた心のゆるみに、ついそのまゝにお倒れなされたぢゃ。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
一念天に届いたか、ある大林のその中に、名さえも知らぬ木なれども、色もにおいもいと高き、十の木の実をお見附けなされたじゃ。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
その十たび目は、あまりの飢えと身にあまる、その実の重さにまなこもくらみ、五たび土に落ちたれど、ただ報恩の一念に、ついご自分にはその実を啄みなさらなんだ、おもいとどいてその十番目の実を、無事に親子に届けたとき、あまりの疲れと張りつめた心のゆるみに、ついそのままにお倒れなされたじゃ。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
作例 · 標準
「一念、岩をも通す」の言葉通り、彼は十年越しの地道な研究を遂に完成させた。
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定年を機に一念発起して、二十代の頃からの夢であった海外への単身移住を決意した。
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家内安全と無病息災を願う参拝客の切なる一念が、この古い社には満ちている。
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優勝旗を再び母校へと持ち帰るという強い一念が、日々の過酷な練習を支える原動力となった。
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標準
an incredibly short span of time (i.e. the time occupied by a single thought)
作例 · 標準
一念の間に八十の生滅があると言われるほど、仏教における時間の最小単位は極めて短い。
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「一念の油断が命取りになる。最後まで気を引き締めろ。」
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過去から未来へと続く時間の流れも、突き詰めれば現在の一念の積み重ねに過ぎない。
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「一念、その一瞬のひらめきが世紀の発見へと繋がったのだ。」
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標準
a single repetition of a prayer (esp. in Jodo-shu)
作例 · 標準
深い瞑想の後、彼女は家族の幸福を願う「一念」を静かに唱え始めた。
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浄土宗の修行では、念仏の「一念」ごとに清らかな心を保つことが重んじられる。
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あるドキュメンタリー番組は、僧侶たちが仏の名を唱える際の丁寧な実践を取り上げ、一つ一つの「一念」に宿る瞑想的な質を強調した。
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圧倒されそうな時、彼は阿弥陀仏の名を「一念」唱えることで、心の安らぎを求めた。
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