雲泥
うんでい
名詞
標準
great difference
文例 · 用例
妻君の話の役に立つた細つそりした女優とは、それは妻君の顔と、即ち雲泥の差を有つてゐたのである。
— ――飜弄さる 『蜻蛉』 青空文庫
不思議や、唄った時の白痴の声はこの話をお聞きなさるお前様はもとよりじゃが、私も推量したとは月鼈雲泥、天地の相違、節廻し、あげさげ、呼吸の続くところから、第一その清らかな涼しい声という者は、到底この少年の咽喉から出たものではない。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
――帰路に闇川橋を通りけるに、橋姫の宮のほとりにて、丈高くしたゝかなる座頭の坊、――としてあるが、宇都谷峠とは雲泥の相違、此のしたゝかなるとばかりでも一寸鐙は窪ませられる。
— 泉鏡太郎 『怪力』 青空文庫
亀井さんの御主人は、本当にまめで、うちの主人とは雲泥の差だ。
— 太宰治 『十二月八日』 青空文庫
これらの選び方によって効果には雲泥の差が生じるのである。
— 寺田寅彦 『映画芸術』 青空文庫
そして女世帯らしい細やかさと香いとが、家じゅうに満ちていて、どこからどこまで乱雑で薄汚ない彼の家とは雲泥の相違だった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
今日、いろいろ実地の科学も進みまして、昔と較べて生活上に便利なことは雲泥の相違であります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
自信力と自負心とは天地雲泥の相違あり。
— 押川春浪 『警戒すべき日本』 青空文庫
作例 · 標準
例句