生殺し
なまごろし
名詞-の形容詞
標準
half-dead
文例 · 用例
生殺しにして、なぶつて、なぶつて、さうして最後は泥舟でぶくぶくである。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
暗いことを忘れかけると思ひ出させられ思ひ出させられしてさんざん生殺しの目にあはされました。
— 有島武郎 『水野仙子氏の作品について』 青空文庫
求めるこころも愛憎も、人に負けまい、勝負のこころも、みんな生殺しのままで残されてゐるではないか。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
蛇じゃないぞえ、生殺し。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
動物性というのは吾々の祖先が猿か猫か何かであった時代に体験して来た性質で、子供の時に只わけも無く木に登って見たり、動物を生殺しにして玩弄にして見たり、又は無意味に暗黒を恐れたりするのは、この性質の発露だそうであります。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
とんだ災難で、番頭ひとりと小僧一人が今にどっと寝付いて居ります」 利八の話によると、番頭と小僧はきょうまで熱が下がらないで、生殺しの蛇のように蜿うち廻っている。
— あま酒売 『半七捕物帳』 青空文庫
何故なら、強ひて言へば作品が悪く、強ひて言はねば作品が気が利いてゐて良い――などといふ批評はどうしても奥歯に物の挾まつた、蛇の生殺しのやうな批評だからである。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
まるで生殺しに会うているようじゃ。
— 佐々木味津三 『老中の眼鏡』 青空文庫
作例 · 標準
重傷を負って道端に倒れているその男は、まさに生殺しの状態で虫の息だった。
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冬の寒空の下、薄着で放り出された彼は生殺しの目に遭わされた。
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猟師に撃たれた鹿が、逃げ切れずに森の奥で生殺しのまま苦しんでいた。
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標準
state of uncertainty
作例 · 標準
合格発表までのこの一週間、結果が分からず生殺しの状態が続いている。
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結論を先送りにされるのは、はっきり断られるよりも生殺しにされているようで辛い。
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彼との関係をはっきりさせたいのに、曖昧な返事ばかりで生殺しにされている気分だ。
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