猥本
わいほん
名詞
標準
pornography
文例 · 用例
誰もここではこれを猥本とは見ない。
— 横光利一 『欧洲紀行』 青空文庫
露出だの猥本などといふものは、忽ち、あきてしまふものですよ。
— 坂口安吾 『余はベンメイす』 青空文庫
この小説は昭和初年に猥本の限定出版物の中に訳されたことがあるのだが、愛慾に対する追求が誠実であるほど猥本の領域に近づくことは当然で、日本に於ては今日まで訳されて一般に流布する見込みの立たなかつた作品だ。
— ――プレヴォとラクロ―― 『欲望について』 青空文庫
露出だの猥本などというものは、忽ち、あきてしまうものですよ。
— 坂口安吾 『余はベンメイす』 青空文庫
文華堂でいう早記事、いまでいう速報というようなものはもちろん、芝居の評判記とか、役者と婦人たちとの情事、いうまでもなくでたらめな拵え記事だし、内容は思いきって下品なものであり、表現はそのまま猥本といっていいものであった。
— 山本周五郎 『へちまの木』 青空文庫
然し我々は彼の探偵手腕を絶対的に認めるから、この不勉強の怠け者を敢て博士と尊称することにしているが、然し奴めは肩のこる学問は知らない代りに、下らぬものなら、講釈本、落語全集等の高級品から下は猥本、映画雑誌、相撲の番付、そういうものは徹夜で耽読するから、下らぬものならなんでも知らぬというものがない。
— 坂口安吾 『不連続殺人事件』 青空文庫
作例 · 標準
古書店の奥の棚には、一般の客の目には触れないようひっそりと古い猥本が陳列されていた。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
警察の家宅捜索で、押入れの段ボール箱の中から大量の違法な猥本が押収されたというニュースを見た。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
昭和初期の取り締まりが厳しかった時代、作家たちは地下出版でこっそりと猥本を流通させていたらしい。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview