幻辞.com

雌花

めばな異読 しか
名詞
1
標準
female flower
文例 · 用例
植物図鑑によると雄花と雌花と別になっているそうであるが、自分の見た中にはどうも雄蕊雌蕊を兼備しているらしいものも見えた。
寺田寅彦 高原 青空文庫
女の脛を見て空から落ちた人――私は久米の仙人を思ふと、沼水の底から、自分の莖を引切つてまで、水上の雌花に寄り添つて來る VALLISNERIA の花を思ひ出す。
薄田泣菫 久米の仙人 青空文庫
花に雄花と雌花とがあつて、雌花は持前の長い長い茎を精一杯にのばして、沼の深みから水面にまで花を浮び揚らせるが、気の毒な事に雄花にはそんなに長い茎が与へられてゐない。
大正十四(一九二五)年 茶話 青空文庫
花粉はそこらを漂ひ歩いて雌花をさがしもとめる。
大正十四(一九二五)年 茶話 青空文庫
小さな俵のような雌花があとでいわゆるヤシャの実になり、わたくしなどは木彫の染料に、それを煮出してつかう。
高村光太郎 山の春 青空文庫
葉は冬月落ち散り、掌状複葉で長き葉柄を具えて互生し、花は四月頃に房をなし雄花雌花が同じ穂上に咲き、花には紫色の三萼片のみあって花弁はなく、雄花には雄蕋があり雌花には雌蕋があって、この雌花は雄花より形が大きく、かつ花の数が少ない。
牧野富太郎 アケビ 青空文庫
雌本には小なる雌花が枝上の葉間に位して一子房を有し、花後に実が出来る。
牧野富太郎 植物記 青空文庫
雌花穂は小形で分枝せる梗端に着き暗赤色を呈している。
牧野富太郎 植物記 青空文庫
作例 · 標準
ヘチマのツルを観察すると、小さな実のついた雌花が咲いているのが分かる。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
受粉を成功させるために、筆を使って雄花の花粉を雌花に丁寧につけた。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
「カボチャの雌花は、花の下がふっくらしているからすぐ見分けがつくね」
Illusions AI · gemini-3-flash-preview