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惚ける

とぼける
動詞-一段動詞-自動詞
1
標準
to play dumb
文例 · 用例
「奥さんはなかなか空惚ける事が上手だから、僕なんざあとても敵わない」「空惚けるっていうのはあなたの事じゃありませんか」「ええ、まあ、そんならそうにしておきましょう。
夏目漱石 明暗 青空文庫
しかし事実どうだろう君」「何が」「事実当世にいわゆるレデーなるものと芸者との間に、それほど区別があるのかね」 津田は空っ惚ける事の得意なこの相手の前に、真面目な返事を与える子供らしさを超越して見せなければならなかった。
夏目漱石 明暗 青空文庫
私が咄嗟の返辞に困って、「日記なんか附けていない」と答えると、「分ったよ」と云って変な笑い方をしたのは、「空惚けるのは止せ」という意味だったのであろうか。
谷崎潤一郎 青空文庫
」――そら、光子さんいうたらそういうことには早う気イ廻るのんで、そない図星刺されたらもう惚けること出来しませんけど、そいでも真っ青になりながら黙ってますと、「きっとそうに違いないやろ?
谷崎潤一郎 卍(まんじ) 青空文庫
彦太郎には、幼い時分から寝惚ける癖があった。
江戸川乱歩 夢遊病者の死 青空文庫
「まア、空とぼけるなんて卑怯だわ。
南部修太郎 畫家とセリセリス 青空文庫
「はあ、何、」 真正直な顔をして、「私ですか、」と空とぼける
泉鏡花 春昼後刻 青空文庫
とぼける事が、至難なのである。
太宰治 作家の像 青空文庫
作例 · 標準
犯人は証拠を突きつけられても、依然として何も覚えていないと惚け続けている。
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隠し事をしているのは明白なのに、彼はあくまで白々しく惚けてみせた。
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先生に問い詰められ、つい惚けてしまったが、後ですぐに白状した。
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2
標準
to play the fool
作例 · 標準
彼は場を和ませるために、わざと惚けて道化を演じることがある。
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重苦しい会議の席で彼が惚けたおかげで、少しだけ緊張が解けた。
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惚けるのも技術のうちで、彼はそれを処世術として使いこなしている。
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3
標準
to be in one's dotage
作例 · 標準
祖父は最近、急に惚けてしまったようで、家族の顔も時々忘れてしまう。
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年老いて惚けるのは仕方のないことだが、やはり見ていて切ないものだ。
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「まだ惚けるような年齢じゃないよ」と笑いながら、彼は眼鏡を探していた。
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惚ける(とぼける) — 幻辞.com